アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

峡雲荘の食事とそして・・・

2018-01-30 07:00:01 | 日本秘湯を守る会

さて、八幡平の山奥にある峡雲荘は、八幡平のスキー場などがあるところから、さらに専用のバスに乗り換えで向かう。

  

 そのバスというのが・・・こちらのボンネットバス。小生のごときオヤジ世代にはなんともノスタルジーものだが、細い雪道を行き、松川温泉に三軒ある温泉宿に行くために運行されている。

 ちなみに三軒のうち二軒が秘湯を守る会のお宿だ。

  

 このバスがなんとなんと、1968年製だというから50年動いていることになる。実にメキシコ五輪のときって・・・

 どうでもいい話だが、この車はダブルクラッチが必要な時代のもの。ダブルクラッチはおろか、クラッチ自体がもはやレアになりつつある時代にはまったく違う種類の乗り物なのかも知れないと・・・

  

 当然このバスはわずかな区間の往復専用だが、お宿とはすべて運転手さんも顔なじみだし、一日に数本しかないわけで、その間どうして過ごしているのかも気になった。

 もしかして、長い休憩時間の間に、お宿で入浴していたりとか・・・(苦笑)

 

 このバスに乗って約20分行くと終点の峡雲荘なのだが、途中には地熱発電所などもある。この地熱発電所は日本で最初のものらしい。

 どういう仕組みかわからないが、地熱を活用して染め物をする工房もあった。

 

 それだけ豊富な温泉や地熱に恵まれていることになるわけで、館内は暖房機はなく、地熱の暖房のみという・・・逆に温度調節ができないため、暑いときは扇風機を併用してくれというくらいだ。

 その一方でロビーから見える景色はひたすら雪というのも・・・()

 

 さて、肝心の食事だが、格安のお宿だけに多くは期待していなかったが、イトウやイワナ、八幡平サーモンのお刺身や、ホロホロ鳥のお鍋など、地元の食材にこだわっていた

 夕食時はワインをお願いしたが、これも地元産のもの。美味しかったが、ワインクーラーはもちろん、ワイングラスもないという・・・いやいやこれもまたいい思い出だ。

 

 翌朝の朝食はこんな感じ・・・まずまず美味しくいただいたが、稚鮎の干物はやや硬かったかな・・・って。

 ともあれ、このお宿のウリは抜群の温泉であり、食事に多くを期待してはいけないだろう。かつて出掛けた山形の姥湯温泉を思い出した小生である。

  

 とりあえず、三鷹市在住のFC東京サポにはお勧めしにくいかな・・・と。あ、誤解のないように言っておくと、一般的にお勧めしにくいお宿というのではない。

 ただ、温泉に何を求めるかによって評価が変わるお宿ということである。念のため。

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