さて、「海のほてる いさば」は戸田港の細長く突き出た砂嘴の岬の付け根の高台にある。目の前は海だが、急斜面に沿って建っているため、フロントは4階になる。
まずは食事からだが・・・戸田港といえばタカアシガニだが、何しろこのカニは巨大で、大きなものになると両足広げると4mくらいになるとか。
もちろん、料理に出るのはそこまで大きくはないが、甲羅は子供の顔くらいある。美味しいといえばそうだが、越前ガニのすばらしさを知ってしまった小生にとっては・・・か。
その他の料理も種類が豊富で、ボリュームもあったが、抜群に美味しいかと言われれば・・・かも。
アワビの踊り焼きは個人的にはとても美味しかったかと・・・言っておくが、決してレベルが低いとは言わないが、価格的に期待値が高かっただけに・・・
夜は星がきれいだったが、翌朝は岬を散歩してみた。ホテルから急坂を降りると、海岸に出る。海岸線に沿って堤の上が歩道になっていて、岬の先端まで行ける。
駿河湾に面していて、前日ほどではなかったが、やはり波はそれなりに高かった。だが、ここから見える富士山は素晴らしく、海とセットのこの風景は静岡側のメリットだ。
この写真では見えないが、ここからは南アルプスの北岳や間ノ岳も見える。つまり、日本の第一位から第三位までの山が一望できる貴重なスポットだ。
さらに歩を進めると灯台がある。ここから少し行くと鳥居がある。ここが岬の先端で、神社があることがわかる。
この近くにある大瀬崎と佇まいは似ているかも・・・そして、この鳥居から岬の反対側、つまり港側に沿って進む。
あきらかに海が違う・・・湖のように静かだ。この内海の側の沿岸は砂浜になっていて、小さな海水浴場になっている。
岬の付け根まで来ると、海水で塩を作っているお店があった。そういえば、前日夕食の天ぷらに付いてきた塩がこれだったのかと・・・
さらには、デザートに出た塩のアイスも美味しかったが・・・で、お土産に買い求めた。天ぷらはもちろん、豆腐などにも美味しそうだ。
最後に行きは下りだった急坂が上りになって・・・って、当たり前だが、危険を感じるほどの坂道であった。
ちなみに、車で降りる道もあるので、脚に不安のある方にはそのルートも・・・だ。
夏場などは子供連れで海水浴に来るときの基地としてもなかなか有効だろう。大人にとっては規模も小さく、また海の家などもたくさんあるわけではないので、物足りないかも。
逆に水もきれいだし、波のこない海水浴場は小さな子供には好適だと。
さて、そうはいってもいさばの評価は・・・となると難しい。トータルで見て悪くはないんだが、コスパで見ると・・・価格に見合っているかどうか・・・評価が分かれるかも。
ただ、陸の孤島でもある戸田の魅力はなかなか捨てがたい。こちらにはまた来てみたいなあと・・・
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