田端の駅周辺は独特の風情がある。田端文士村と言われ、芥川龍之介など多くの文士が住んでいた。また田端は北区だが、数分歩くと荒川区・文京区・豊島区になる。
田端の北口から切り通しのような道を西に向かい、文京区に行く手前に、今日紹介するお店?憩空間「ふらの本舗」がある。
このお店は、そもそもお店というのが正しいかどうかわからない。その名のとおり富良野のアンテナショップという佇まいで、「北の国から」をはじめとしたポスターや、田中邦衛が着ていたようなジャンパーとかが並んでいる。
ソフトクリームが美味しいらしいが、冬場にはちょっと・・・ということで、普通にコーヒーをお願いする。
喫茶店という感じでもないが、簡単なテーブルと椅子があるので、店内でも飲める。店内は、店主のオヤジさんがお一人だけで、セルフサービスに近い。
ランチタイムには、ふらのカレー(レトルト)にソフトクリームがついて500円で食べられるという。
静かなBGMが流れ、なんでもない空間なんだが、なんとなくゆったりとした気分になる。オヤジさんがまたそんな空気を作っているのか。
なんでもこのオヤジさん北の国からでは、エキストラで出演したという。当日は、キタアカリで自作したポテトチップスをサービスしてくれた。
これがシンプルながら、作りたてということもあり、抜群に美味しかった。いいじゃないか・・・と思ったが、立地のせいか、ほかのお客さんもなく暇そうだった。
店内では、ラベンダーのキャラメルとか富良野産のジャガイモをはじめとしたお野菜なども販売しているようだ。
オフィシャルなアンテナショップではないが、ちょっとした富良野気分を味わえるお店である。
営業時間は、10時~19時頃までだが、注意書きに「富良野時間でやってますので、だいたいという感じで、よってお休みも不定休」とあった(汗)
およそ、趣味でやっているとしか思えないような文字通り憩空間、それが「ふらの本舗」であった。
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