毎度おなじみ三鷹の星のホールの落語会、今回はごひいきの菊之丞と弟弟子の文菊の二人会ということで出かけてきた。
毎回書いているが、こちらの会の事務局長の森本氏の番組構成が抜群にツボにハマる小生、今回も楽しみだ。
まずは開口一番、松ぼっくりの登場。志ん陽師のお弟子さんというが・・・始めたのは「饅頭こわい」。失礼ながら、テンポが悪く感じてしまった。頑張れ~って。
そして菊之丞の一席目。始めたのが「長短」。いろんな人の長短を聞くが、長さんが関西弁というところが新鮮だった。
確かに短さんとのコントラストをはっきり演ずるには、この型もいいかも・・・と。
続けて文菊だ。独特の語り口から始めたのは・・・おっ、「千両みかん」だ。生で聞くのは久しぶりだなあ。
独特の工夫もいくつかあったが、個人的には成功している部分と、オーソドックスな型の方がいいかも・・・というところがあったかなと。
中入りをはさみ、再び文菊の登場。始めたのが・・・おっ、「岸柳島」だ。こちらはオーソドックスな型で、しっかり楽しんだ。
そしてラストの菊之丞。三ぼうのマクラを始めたということは・・・泥棒ネタだ。と、来た来た「転宅」だ。
本当にこの噺での菊之丞の女がたまらなくいい。度胸があって、調子がよくて、啖呵も切れる・・・まさに目に浮かぶ。
何度か聞いているが、この手の噺をやらせると、師の真骨頂という感じがする。
終わりの時間で、この会は2時間15分。頃合いもよく大満足で帰路についた。
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