一連の完成品の検査の問題で、日産の販売が対前年43%と落ち込んでいるそうな。もちろん、ガバナンスとかコンプライアンスの問題になるのでかばったり、ましてや褒めたたえるつもりはないが、この一気の落ち込みはVWの燃費不正問題を思い出す。
今回も日産に続いてスバルも同様の事象があったことが判明した。こうなると他社についても・・・と思ってしまう。
さて、それはさておき、たまたまここへきて二度ほど続けて日産のレンタカーに乗ったので、その印象などをお知らせしたい。
まずは、加賀屋に出掛けたときだ。写真でわかるように少し古い型のキューブである。ご案内の方も多いと思うが、キューブはトールボーイでその名の通りまっ四角だ。
スペースユーティリティに優れているが、逆にいえば空気抵抗の塊みたいな形で、高速では不利・・・そのせいか燃費は思ったより悪かったが・・・
エンジンのレスポンスやハンドリング、そして何よりシートが良くて、疲労感の少ない車と感じた。正直タウンユースならこれは使いやすい車だぞ・・・と。
そして先日会津若松から福島への移動のときには新型のNOTEだったが、まずシートに座ったときの包まれ感は抜群で、クラスを考えると高い安心感があった。
そして車が新しいこともあり、静かで足回りもしっかりしていてワインディングでもまったく不安感がなかった。
同じ磐梯吾妻スカイラインを走ったときにT社の売れまくっているハイブリッド車に乗ったのだが、カーブを曲がるたびにフワフワして怖かった。
ハンドルが軽すぎるのが最大の問題だが、それ以上に足が地についていない感じであった。そしてもうひとつ不満だったのが、トランクの狭さ。
レンタカーなのでそれで困ることはないのだが、マイカーとして考えると絶対にありえない選択だなあと思った。
そうしてみると、同じようなコンパクトカーにあって、乗り味が全く違っていたことを強く認識したわけで、この辺に両社のコンセプトの違いが出ているのかも。
燃費がよくて、ハンドルが小指一本で回せて・・・こそが高級という価値観を否定するものではないが、少なくとも小生の価値観には合わない。
製品としては、しっかりしていると思った小生、あえて言いたい、「がんばれ! ニッサン」と。
小生も、その点は人後に落ちない自負があります。といいつつも、エクストレイルが快適なら何よりですね。