三鷹の駅近くに、かつて「江ぐち」という人気のラーメン屋さんがあった。極めてシンプルなザ・中華そばという佇まいだったが、2010年に惜しまれながら閉店となった。
その後を引き継いだのが、当時江ぐちのスタッフだった橋本さん。江ぐちの志を継ぎ、「みたか」として再出発した形である。
結論からいうと、いつ行っても行列必至で、これまであまり行ったことはなかった。そんな中、先日三鷹に所用があった際、久しぶりに行ってみた。
地下二階の店舗だが、地上の入り口からすぐ入ったところまで行列ができていた。うーん、これはしばし待つぞ・・・と。
まあ最初からそのつもりだったので、気長に待つことにしよう・・・と、少しずつ列は進み、30分ほどしてお店が目に入ってきた。
コの字形のカウンターのみのお店だが、なんともふんわかとした空気を感じる。そういえばかつての江ぐちがそうだったなあと。
調べてみたら現在のお店を切り盛りされる心意気などが、こんな記事になっていた。なるほど・・・居心地のいい場所にという思いが見える。
入店まであと少しというところで、メニューをチェック。ラーメンは550円。チャーシュー麺でも800円、さらにチューシューワンタンメンで850円となれば、これはキマリだ。
40分待って着席、食券機はなく口頭で注文。ほどなくして出てきたのがトップ写真のこれだ。麺が見えないほどのワンタンがすごい。
では実食だ。スープは懐かしい支那そばの佇まい。毎日食べても飽きないタイプだが、逆にいえば、パンチはない。
コショウを掛けると独特のバランスになるのは往年のそれを感じさせてくれる。スープ同様、麺もオーソドックスなもの。
茹で上げの際に、平たいざるですくって形を整えていくのは、かつての江ぐちのそれを思い出させてくれる。
そしてワンタンだが、これが美味しい・・・チャーシューもいいが、このワンタンの存在感は抜群だ。
また箸休め? のナルトも昭和な感じで素晴らしい・・・さくさく食べて完食し、水を飲んでいたら、スタッフさんが、お代わりを入れますねと。
かゆいところに手が届くという空気感が嬉しかった。今どきのラーメン屋さんとは違うが、やはりこういうラーメンって嬉しいものだ。
また三鷹にきたら、立ち寄ってもいいかなと・・・帰りに写真を撮ったら、行列も短くなっていた・・・
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