アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

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入船亭扇橋真打昇進襲名披露興行

2022-09-27 06:00:00 | 落語

先日の記事で、小辰改メ入船亭扇橋の披露パーティの紹介をしたばかりだが、9月21日より三名の日替わりでの披露興行がスタートした

 

 この三名の興行は異例なスタイルで、トリを取る本人以外の二人も毎日寄席に顔付けされていることだ

 ということで、初日は三名セットでの昇進襲名披露口上というすごいスタイルのものが行われた由(左写真)。

 

 そして小生の折り合いがつき、初めて出かけたのが25日。日曜日の夜ということで、普段なら空いているはずだが、さすがにこの日は満席に近い状況だった

 備忘録的に、噺家だけ記事に上げておくと・・・開口一番が二ツ目の伊織で「花色木綿」。つづいて、圓歌が漫談。扇辰が「寿限無」、馬風が漫談。 

 

 そして前日トリの一蔵が「佐野山」、市馬が「雑俳」、さん喬の「ちりとてちん」と続いて中入り。

 一蔵は生では初めて聞いたが、すごく良かった。扇橋や小燕枝とまったく違う個性だが、一朝ゆずりで、基礎がしっかりした本格派という感じがした。

 

 中入り後は披露口上で、さすがに三人セットではなかったが、楽しませてくれるものだった。

 そして、小燕枝が「高砂や」をやる。扇橋が得意にしているネタをあえてやると意気込んでいたが、一時期の迷い? もなくなり、かなりよくなった感じがした

 

 続いて喬太郎の「親子酒」、結論からいうとすっかりやられてしまった。さすがは喬太郎だ。サゲまで変えてくるとは・・・(汗)

 そしていよいよお待ちかね、扇橋の登場だ。一蔵が高座で、「昨日は自分が子は鎹をやったので、今日あたり扇橋が子は鎹の上中下通しかも」なんて煽っていたが・・・

 

 「かくばかり偽り多き世の中で・・・」と始めて、まさか・・・と思ったが、「藪入り」だった

 師のこのネタを初めて聞いたのは、2016年のこのとき。その後も聞いているが、着実に洗練されてきているのを感じた。

 

 さすがにこの日に合わせてもってきたことがよくわかる。ちなみに22日は「お神酒徳利」だったという

 この後も披露興行は続く・・・元気で三名とも頑張ってほしいものだ。ひいき承知でいうと、三名とも新真打としてはかなりいいレベルにあると思った。

 

 これからも楽しみである。

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