アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

怖がらせたい政府・マスコミと怖がりたい国民

2021-12-30 06:00:00 | つれづれ

新型コロナ騒ぎは終わらない・・・いや正しく書こう。「この国では終わらない」と。専門家会議の尾身某の姿をしばらく見ないなあと思ったら、尾身黒菌ならぬオミクロン株が流行となって、またぞろ偉そうに出てきている。

 

 では、あえて・・・尾身氏がしゃべっている内容は専門家でないと話せないような内容かと。冷静に聞いてほしい。

 おそらく、そんなレベルのものでなく、普通の大人なら誰でも話せるような内容で、しかもひたすら悲観的で、自粛生活を促すものだ。

 

 そんな中、個人的な意見ではあるが、よくぞ言ってくれたという記事が目に留まった。まずはこちらをご覧いただこう

 詳しくは読んでいただくとして、オミクロン株の水際対策として、岸田文雄首相が外国人の新規入国停止を発表したことはご案内の通り。

 

 直後におこなわれた読売新聞の世論調査によれば、この判断に「賛成する」と答えた人が89%にのぼり、内閣支持率は前回調査と比較して6ポイント上昇の62%となった。

 ちょっと待て、入国する外国人はダメ(たとえ日本人の配偶者でも)で、日本人はOKって、その根拠は? と小生も最初に思った。

 

 何をどう考えても、合理的な説明がつかない。極めて情緒的な判断であり、これを政策というのかと。

 実際に、これに対し、WHOは名指しで「理解不能」とコメントしているという。ところが、これをこの国の国民は支持するのだ。

 

 ある医療関係者に聞いたことがある。「コロナは医療マターでなく、政治マターになってしまっている」と。

 誤解を恐れずにいえば、「国民を怖がらせたい政府」と「恐怖を煽りたいマスコミ」、それに「怖がりたい国民」がこぞって、怖い怖いとやっているのだ

 

 記事の見出しにあるように、コロナ死亡者の平均年齢は82歳であり、決してマスコミが煽るように若者がたくさん死んでいるわけではない。荒っぽくいえば普通の病死だ。

 志村けんの事例は、国民に恐怖を与えるに十分なインパクトをもたらしたが、医療関係者によれば、「彼の体調から見れば、急に亡くなったのではなく、逆によく持ちこたえた方だった」という。

 

 冷たいようだが、若くして亡くなるには、ほぼ間違いなくそれだけの理由があるのだという。

 それ以上に自粛生活やリストラなどを機に自殺している人の増加には誰も気に留めず、その一方でコロナで一人でも犠牲者を出すなと言わんばかり・・・

 

 誤解しないでほしい、小生はコロナをどうでもいいと言っているのではない。正しく合理的な目で評価してほしいというのだ。

 ダイヤモンドプリンセスに始まり、アベノマスクや自粛警察、これまでいろんなことが積み重なってきた。

 

 その中に、合理的な対策でなく情緒的な対策がなかったか、あるいはマスコミなどに煽られた結果、国民が過剰な対応をとっていないか・・・と。

 密にならないところで、マスクをしないことは決して非難されるようなものではない。だが、それすらも、この国では許されない空気だ。

 

 自分が対応してますよというアリバイのためにするマスク・・・自分でもそう思いながら着けている。

 このままでは、この国に限っては永久にコロナ騒ぎは収まらない・・・そんなことになりそうだ。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シリジャナのカレーセット | トップ | 久しぶりのイルパッショーネ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんなことが (shima)
2021-12-30 09:22:59
人があまりいない道をマスクなしで歩いていたら、前方から来た高齢男性が、マスクの上から両手をかぶせるようなしぐさ。それもかなり遠くから。
私がウィルスをまき散らして歩いてくる人、と感じての行動でしょうか。何も言われたりはしなかったけど、ちょっと怖かった・・・。
返信する
Unknown ()
2021-12-31 07:28:18
shimaさんいつもありがとうございます。
まさしく、コロナの悪い影響ですね。この国の国民はみんながやっていることをやらないとイジメに遭うという典型かと。
欧米ではすでにオミクロンは恐るに足らずというスタンスになっているにも関わらず、この国ではまだわからないと。仮に大したことないと判明したとしても高齢者が罹患すると、という理屈で、引き続き同じ対応というのが見えます。
返信する
これが日本の正体!! (大石良雄 おおいしよしたか 本名)
2021-12-31 16:12:13
拝啓 今年のどん詰まりの最中「最後でお師匠様の最も建設的で興味深い議論に参加」出来ます事を感謝いたします。本年もお世話になりました。
*「これが日本の正体 しかし各部門での意見が異なるのはある意味まだ救いが有る」
 と申しますのは、確かにお師匠様の言われる事は極めて正論当たり前なのですが、では何故今この日本が少なくとも今地球を騒がす「コビッド19=オミクロンバリアントを一応此処まで制御できているか?」の説明が難しい、、、現在の他国の状況をみればやはり「ある意味日本のとっている行動アクションが、功を奏している」と言われなくも無い。確かにお師匠様の言われる「外国人はシャットアウトしておいて、帰国日本人は受け入れる」点については正直?はあります。しかし此処は「我が同胞」と言う事で「厳格な検液をパスした上で」が条件なはず。此処に何故外国人だけが? というのが世界の不満の様ですが、やはり「帰国者同胞と全ての外国人受け入れの為の入り口部分が貧弱」なのではないかと。検疫体制やスタッフ人数や検査機器や薬品類等など、如何に馬鹿で低脳で世間知らずの小役人の集まりである日本政府でもこの程度の事は結果がどうなのるかは解るのでしょう。
*「日本の各所専門部門の見解が異なるのは民主国家として言わば当然」
 つまり此処が「何処ぞの反日国家=シナ朝鮮ロシア等の様に、ごく一部の国家権力中枢の一握りの小役人風情の意見が通って世論が統一されてしまう」国とは異なりますね。つまり「国の中枢を担う政治、国の経済を担う部門、国の医療を担う部門、更にこれが民間になればまた更に細分化され部門によってもまた様々な力関係や利害が働く」=つまり此処が「各部門によって見解が異なる基本=つまり国や経団連としては国を閉ざしたくは無いが、医師会や医療連中はこれ以上七面倒な事に巻き込まれなく無いし立場上責任も持て無ぇ」と。まぁそこの処の微妙な調整やアジャストが、たまたま上手く行っている様に見える?ってぇか「見えさせられている?」のかもしれませんね(此処に実は大手マスゴミ屋との不純な厭らしい爛れた関係?」ってぇのが見え隠れしている、、、、
*「確かにコビッド19なんてぇ風邪の親戚程度か? しかし後の後遺症害が恐ろしい」
 自分は実は此処が一番怖いのです。正直な話これは事実ですが、自分のお仕事仲間の方のお袋さんが102歳で施設に入所中にコビッド19に感染。間違い無くお別れ化と思いきや、此処で完治したと言います。恐るべき生命力と執念ですが確かにこういう事実もあるのです。確かにお師匠様の言われる事も正直事実であり国民の皆様誰しも感じている事でしょう。しかし少なくとも自分大石は「責任が持て無ぇ」と。確かに政治屋マスゴミ屋や医療屋が裏で結託している事は確かでしょうし自然です。しかし「言葉だけで反省を装い誰も一切責任とれねぇ日本のタラントノールス(脳留守)では今の状態を維持するしか無い」のでしょう。
*「男と言うもの辛いもの、顔で笑って腹で泣く&政治屋言うもの辛いもの、腹で笑って顔で泣く、顔で泣く」 敬具
返信する
Unknown ()
2021-12-31 16:38:28
大石さま、いつもありがとうございます。
年の瀬に大石さまよりコメントいただくのもまたご縁の象徴かと。

確かに大石さま、おっしゃるように入国禁止をはじめとする検疫が一定の効果を挙げていることは否定しませんが、例えば報道されてませんが、感染者は一人一室で隔離ということで、コロナ病床10室なら10人がマックスという、これまでのコロナ以上の対応を取らされています。
 その結果、逆に本来の感染症である結核などの患者が入院できなくなっている実状です。
 さらに申し上げますと、ご指摘の後遺症について、知人のコロナ対応の前線にいる医療関係者によれば、マスコミの報じているような後遺症が長く続くようなケースはほとんどないと。もちろん、これがまったくないとは言えないのがつらいところで、ではインフルエンザなどで、後遺症はないのかと言われれば、やはりあると。
 いずれにしろ、致死率でもインフルエンザ並みのコロナがどうしてこんなに扱いが別なのかと聞いております。

 ともあれ、また来年もよろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事