それは突然の出来事だった。その日も先にお風呂に入った人には異常がなかった。それが・・・台所で食器を洗っていたら、突然お湯が出なくなったのだ。
給湯器のコントローラーには610の文字が・・・これは時刻ではない、念のため。時刻は21時頃だ。あわてて使用説明書を見たら、このコードを修理受付センターに連絡しろと。
この時間だと営業時間外だろうが、明日朝の受付時刻の確認はできるかなと思いフリーダイヤルに・・・
するとしっかり受付の方が応対してくれた。これは嬉しい・・・しかも、エラーコードを話したら・・・
「それだとどこどこの故障ですね」と説明をくださり、さらにユーザー登録していたため、電話番号通知で、本人確認もしてくれて、翌朝に修理担当者から連絡がいくと。
おお、先日DYSONのオペレーションに感動したばかりだが、こちらも素晴らしいぞ。翌朝、連絡の上で担当者がいらっしゃり、結論から言えば、けっこう深刻な故障で機種交換をお願いしたのだが・・・
真冬のこの時期にお湯が出ないことの辛さを改めて実感した。そして一日はしのがないといけないということで、銭湯に出かけたのだが、結構快適でたまにはいいかもって。
というところで、ふと思ったことが・・・銭湯に行く場合、家族単位で出かけたりするのもパターンだし、仕事から帰って銭湯の営業時間中に行かないといけない。
営業時間は場所によってまちまちだろうが、ガキの頃に銭湯通いをしていた記憶では、けっこう早い時間に入りにいっていた記憶がある。
大学生になり、初めて行った寄席でもトリまで聞いてるとお風呂に行けないと、途中で帰った記憶もある。後で先輩からえらく叱られたが。
そして社会人になり深夜まで勤務するようになったが、それって自宅にお風呂があることで可能になったのではないかって。
昭和38年に団地などにも置けるお風呂として話題になった「ほくさんバスオール」という商品を紹介したことがあるが、実はこの頃からオヤジたちの勤務時間はどんどん遅くなったのではと・・・
海外でも日本人の社畜ぶりは有名だが、それを支えた・・・いや、残業を断れないようにしたベースにお風呂の存在があったのではと。
小生、社会人最初の勤務地の名古屋では独身寮に入った。その寮ではお風呂は週に4日しかなく、遅く帰ると入れなかった。
冬場はともかく、夏場の週4日は辛かった。車でしかいけないところに銭湯があったが、これがかなり劣悪なところだった。
飲み会はもちろん残業などで遅くなるとお風呂を逃し、ひどいときにはまる三日入れないなんてことも・・・
しかたなく、会社近くのサウナに行ったり、お風呂目的で安いビジネスホテルに泊まったりしたこともあった。
今からでは手遅れかも知れないが、時間の制約のあるお風呂はブラック企業をなくす切り札かも知れない。
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