このブログの読者の皆さんには今更だが、小生「日本秘湯を守る会」のお宿巡りをしており、世間一般でいえば温泉マニアとか秘湯マニアということになろう。
もちろん、世の中には温泉をこよなく愛する有名人もたくさんいらしていて、こちらの記事で紹介した故野口悦男氏などはこの世界では大変な方である。
さて、そんな中こちらの記事が目に留まった。温泉オタクOLの温泉にまつわるレポートである。
20歳のころに仕事を通して温泉にハマり、5年間で巡った温泉の数は約400湯という。一年で80湯、ということは一か月で6~7湯・・・
もちろん、記事を読む限り日帰り入浴もたくさん含まれるので、一泊二日で何か所か行くのだろう。
小生の場合、「日本秘湯を守る会」のお宿に直近12カ月で、15か所宿泊している。概ね一泊で4~5回くらい入浴しているので、通算では70回くらい入浴している? かと。
ただ、このようなことになった顛末についてはいろいろな経緯があるので、詳しくは記事をお読みいただこう。ついでにこちらが、彼女の温泉レポートなどがご覧になれるサイト。
温泉オタクを自認されるだけあって、温泉への価値観とか、具体的な費用などもきわめて具体的で、しっかりとしたものだ。
そんな彼女がこの世界にハマッたキッカケだが、「温泉JAPAN」のコンテンツの一つとして日本中の湯巡りをすることとなったことからだった。
当時は、温泉のことは何一つ知らなかったものの、「誰も経験しないようなことをやる」というただそれだけの好奇心で、国内の温泉地を巡ろうと決めたという。
ただ、そうは言っても、ひとり旅はストレスにもなるわけで・・・出発して1週間ほどたった頃、東伊豆の食堂で相席になったおじさんに、つい愚痴をこぼしたという。
このくだりは東伊豆出身の小生にとっては、なんともご縁を感じるものだった。気になるおじさんの一言は「楽しいだけならみんなやってる」というもの。
なかなか深いもので、その後紆余曲折を経て、彼女は今大体1~2カ月に1回の頻度で1泊2日の温泉旅行に出掛けている由。
小生がピクッと来たのはこのくだりだ。「温泉宿を決めるときは、『温泉メイン』と『トータル満足度メイン』どちらを重視するかがポイント」というところ。
確かに、小生お気に入りの宿がいくつかあるが、同じ秘湯の宿であっても求めるものが違っているのが実状。
たとえば「岩の湯」なら、「トータル満足度メイン」だし、「吾妻屋」なら「温泉メイン」と言える。
もちろん、その中間的なところに位置するバランス型のところもある。そして、彼女の意見の最後に大きく頷いてしまった。
温泉オタクにとって、温泉旅行に課金するのは「使命感」というところだ。
さらに彼女は続ける、「皆さんも、旅行先を選ぶときは『どこでもいいや』『安ければいいや』となる一歩手前で、『ここにお金を落としたい』という観点で考えてみていただけるととても嬉しい」というところ。
伊〇園やお〇〇り観光が一番という方々の価値観を否定するつもりはない。だが、個人的には彼女のこの「使命感」と言ってのけるところに激しく同意する次第だ。
と延々とまじめに記事をしたためてきたところで、こちらの写真を・・・こちらは小生の足ではない(笑)。彼女の足だ・・・って、これはまごうかたなき犬神家(爆)
むむ、やはり温泉マニアのDNAって、犬神家に行きつくのかなあ・・・(←違うと思う)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます