アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

この国の報道は異常だ。

2019-06-08 07:00:07 | つれづれ

どこかの国の官房長官による東京新聞の記者への対応は異常なレベルだが、国会答弁でも「事実無根な質問を繰り返している」という言い方をしている。完全に記者の方が悪いという言い方だ。

 

 ところで、以前からこんな記事を上げている小生、報道はほとんどされていないが、国連から日本は人権問題や言論と表現の自由について勧告を受けている

 これに対し、「指摘はあたらない」とか「抗議をしている」とかいいつつ、無視を決め込んでいるのが、どこかの政府の立場だ。

 

 こちらの記事によれば言論と表現の自由に関する国連の特別報告者デービッド・ケイ氏が、日本のメディアは政府当局者の圧力にさらされ、独立性に懸念が残るとの報告書をまとめたという。

 彼は、以前からネトウヨからは反日よばわりされているが・・・「政府はどんな場合もジャーナリストへの非難をやめるべきだ」という主張をしている。

 

 政府支持者の方からの意見を聞きたいものだが、「政府はどんな場合もジャーナリストへの非難をやめるべきだ」という主張は的外れで反日なのだろうか

 ケイ氏は201年に報告書をまとめて勧告を行った。今回は続報として勧告の履行状況などを報告した形

 

 政府に対する勧告11項目のうち、放送番組の「政治的公平」などを定めた放送法4条の撤廃、平和的な集会や抗議活動の保護など9項目が履行されていないとしたという。

 例のアホバカ総務大臣が、金科玉条のように国会で放送局の放送中止をちらつかせた、放送法4条は国際的にみれば、とんでもない条項だということだ。

 しかし、今の政府と報道との関係でいえば、この存在をたてに、政府への批判的な記事は抹殺されたり、報道側も忖度してしまう。

 そんなことを改めて実感したのは、大枚はたいてどこかの首相が勝手に購入を決めたイージス・アショアの配備基地の適地検査が間違いだらけだった件

 

 これに対して、防衛大臣は「単なる人為的なミス」と言ってのけた。冗談言っちゃいけない。防衛省がしっかりまとめた報告書にこんな小学生でもわかるようなミスがあるか。左の図を見れば、本山は2500mくらいの高さがあることになる。

 小生のいた企業でも、報告書なんてものは何人ものチェックが入ってミスがないかどうか見るものだった。

 

 ましてや、超一流の高級官僚たちが作った報告書にこんなミスがあるわけないだろ。もし本当にそうなら、高級官僚は中学生程度の頭もないとしか言えない。

 普通の国の報道なら、「この報告書はおかしい」と追及しているはずだ。それに対し、防衛大臣の答弁を無批判に垂れ流すこの国の報道は異常である。

 

 トランプ氏の幇間接待はお祭り騒ぎで流しまくり、予算委員会を3か月も開催していない国会運営についてはスルーする。

 政府の都合のいいようにしか報道しないこの国には、報道の自由などはまったくないとしか言えそうにない。

 

 またそれ以上に異常なのは、この国の国民が、異常さに気付いていないことだが・・・

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2 コメント

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さらに (shima)
2019-06-08 08:22:24
在日期間が歴代何位になった、というニュースはしっかり報道する。
100年後、何をした総理大臣、として報じられるのか。
都合の悪いことを隠し、隠したことも残さないよう文書を作らないことを常態化させた…、などとは教科書にのらないでしょうし。
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Unknown ()
2019-06-08 09:19:04
shimaさんいつもありがとうございます。
そもそもイージス・アショアの購入や戦闘機の追加購入などを勝手にアメリカ大統領にしておきながら、予算委員会が開催されないので、追及のしようもないという。すごい強引な対応ですが、それでも支持率が下がらないのは、都合の悪いことは報道せず、都合のいいことだけ大騒ぎするマスコミの影響も大きいと考える小生です。
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