東京マラソンで日本最高記録を更新した設楽選手は兄弟選手でも有名だが、駅伝ランナーに双子や兄弟が多いのは有名だ。
それと同様に冬季五輪の場合、環境的な部分もあり、兄弟姉妹での出場がとても目立つ。今回の平昌五輪でもあちこちに見かけた。
ノルディック複合の渡部兄弟、カーリング男子の両角兄弟、カーリング女子の吉田姉妹、スピードスケートの高木姉妹などなど・・・
わけても高木姉妹の場合は、金3個、銀1個、銅1個という大変な成果で、こんな記事が出ていた。
おそらく高木家は地元では大変なことになっていそうだが、今回カーリングでも人気となった吉田姉妹もソチ五輪のときにはライバルチームの敵同士だった。
姉の知那美が活躍したのと引き換えに、妹の夕梨花はやさぐれていたという。そりゃあそうだろう。よりによって、自分たちの道を閉ざしたのが姉なのだから・・・
そんな中、姉妹三人で出場したのが菊池姉妹だった。姉妹の二人はショートトラックの選手として、そして残りの一人は団体パシュートに出場した彩花だった。
彩花は金メダルメンバーとして、そして準決勝だけの出場だったが、その役目に徹した姿に称賛の声も上がったが、実は彼女たちは三姉妹ではなかった。
こちらの記事をご覧いただこう。なんとこの三人の間に五輪出場がかなわなかった姉妹の萌水選手がいたというのだ。
しかもこの四人に長女はいない・・・ということは最低でも五人姉妹なわけだが、こうなると、出られなかった姉妹の置かれている環境を慮るとなんとも複雑だ。
記事にもその辺がなんとも赤裸々に書かれている。よくよくわかる話である。
高木姉妹だって、これまでは姉の菜那の方は、美帆の姉という扱いだったし、お笑いでいう「じゃない方芸人」みたいな扱いだったはず。
今回のマススタートでの金メダルで、「これで菜那と呼ばれるようになるかも」と言っていた由。姉妹ならではの心情もあまりあるはず。
あまりに偉大すぎる兄弟がいて、それと比べようもない自分がいて・・・兄と妹とかならまだ整理もつけられよう・・・
だが、双子だったり同性だったりすると・・・それはスポーツだけでなく、会社員とか学校とかあらゆるシーンで兄弟姉妹の熾烈な摩擦があるに違いない。
小生、いわゆる一人っ子だが、とにかく負けることが悔しくてたまらないタイプだ。兄弟がいなかったことは個人的には大ラッキーだったのかも知れない。
逆にいえば・・・だからダメんずになってしまったともいえるのだが・・・(汗)
比べられる本人たちは“ほっといてくれ”って感じだとろうけど、親御さんのご苦労はどれほどものかと。
私の3つ違いの妹が、中学、高校の先生から「○○の妹」と言われ続けた、なんて言っていましたが、今や、妹のほうが羽ばたいでいて、まぶしいです♪
身長は抜かれていない、というのも姉や兄のプライドにとって大事かも?
確かに○○ちゃんの妹さんとか○○の兄だよあいつ、なんて言われ方は人格形成に大きく影響するでしょうね。
それをバネにして成長していったとすれば、妹さんは素晴らしいですが、兄弟姉妹はどこまでいっても兄弟姉妹なわけで、なかなかヘビーなケースもあろうかと。少し前の記事で取り上げた広瀬アリスとすずの場合もそのケースかと。
と書いていて、思ったのですが、日本の場合多くの女性が結婚すると○○さんの奥さんから、やがて○まる君のお母さんという呼ばれ方になってしまうことに、どうにも嫌な感じがしてました。ちょっとその感覚に近いのかなと。
いずれにしろ、ひとりひとりへのリスペクトがポイントのようですね。