シモネッタの本能三昧イタリア紀行

以前、セリエＡのローマが親善試合でＦＣ東京と試合したときのこと、控え選手の紹介で場内が沸いたことがあった。その名もシモネッタという選手だった（笑）

　そんなことを思い出してしまうネーミングに思わず買ってしまったのが、今日の本である。題して「シモネッタの本能三昧イタリア紀行」という。
　著者は、通訳などをされている日本人女性。イタリアには何十回も出かけているようだ。この本は、イタリア各地の観光名所とともに、本人の思い出を記している。

　首尾一貫しているのは、イタリアの享楽的な、あるいは退廃的な空気であり、食欲・性欲をまったく隠さないイタリア人のなりわいである。
　自分がいくつであろうと、すてきな女性と見れば、口説くのが当たり前であり、その気になれば、真昼間の公園でも路駐の車の上（中ではない）でもシテしまう。

　逆にいえば、男だけでなく、女性もそれに応じているわけで、男女とも本能のおもむくまま暮らしているという予想どおりの展開。
　イタリアの男性にとっては、プレゼントや口説き文句やらを駆使して、いかにいい女をものにするかが最大の関心事だというのが今更ながらにわかった。

　興味深かったのは、イタリア人は意外に酒飲みが少ないということ。その理由は・・・って、これ書いてしまうと、この本のネタバレになってしまうのでやめとこう。
　しかし、この本読んでいて、つくづく小生イタリア人になりたいと思ったぞ。美味しいものを食べ、いい女を手当たりしだい口説き、享楽的に過ごす。

　人生の意義とか、人生とは・・・なんて難しいことは考えないで、本能の赴くままにやりたいことを我慢しないで生きる。
　このブログの題名にもなっているアモーレ・カンターレ・マンジャーレを地で行く。それがイタリア人であり、そういう日々にあこがれている小生である。

　ときに、いい女をものにするために、イタリア男はひたすらマメだという。決して仕事にマメではないようだが、こと女性のためなら・・・（苦笑）
　うーむ、そうしてみると、小生の場合は、まだまだだなあと。ルイーザにエルメスに、クリステルとサマンサ、セリーヌ、ＣＯＡＣＨ、ユニクロ・・・もっとマメにならなくては・・・えっ、十分マメだって・・・うーん、否定できないかも（汗）