アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

日光東照宮を味わう

2018-03-08 07:00:07 | つれづれ

さて、大丸あすなろ荘に向かうにあたり、今回事前に立ち寄ったのが日光東照宮だ。平成の大改修の途上にあるが、陽明門の改修が終わってから実質初めての訪問となる。

   

 日光はいつ行っても混雑している・・・というイメージがあったが、今回は思いのほか空いていた。それは個人的には大変ありがたいことだった。

 立派な参道を進むと、まず見えてくるのが五重塔だ。赤を基調とした華麗なもので、高さは36mという。興福寺や東寺のそれよりは小さいが、かなり立派なものだ。

  

 今回ラッキーなことに、五重塔心柱の特別公開をやっていたので、見せていただくことにした。拝観料を支払うと、こんなクリアファイル(上右写真)をいただけた。

 「江戸と日光 新たなつながり」とある。これは・・・何? と思いながら、塔の柵に入ると、スタッフの女性が出てきて解説を始めた。

  

 なんかブラタモリみたいな・・・それによると、この塔の四面は東西南北に面していて、方角ごとに十二支の動物が飾られているという

 よって東面は、寅・卯・辰が並ぶことになる。ちなみにこれがなんと家康・秀忠・家光の干支にあたるという。

 

 さて、さらに解説によるとこの地域は雪が深いため、五層の屋根の下に向けて雪が落ちていくと、屋根が傷むので、上から下まで全く同じサイズにしているという

 だんだんブラタモリも本格的になってきた・・・で、西面の心柱を拝見した。見事な太さの上に、金色に塗装されているが、写真はNGと。

   

 さて、くだんの江戸と東京のつながりだが、この柱の下に隠されていた。なんとこの柱礎石に接しておらず、上の層から吊り下げられる構造となっているという(右上写真)。

 写真ではわかりにくいが、浮いているのがわかった。そして、これが免震構造になっていて、東京スカイツリーの柱が同じ構造なのだというのだ。

   

 それにしても、本当に江戸時代から日本って進歩しているのだろうかと思ってしまう。なんて思いながら、陽明門に向かう。

 改修なった陽明門は見事に光り輝いている。同行者が派手すぎて安っぽく感じるなんてと言っていた・・・だが、これが元々の色合いなのだと思えば、この施設が当時の人々に与えたインパクトの大きさも想像できようという。

  

 そこから眠り猫や奥の院などにも足を伸ばす。さらに鳴き龍とか本堂にも・・・今の日本の秩序の基礎を作った家康。

 それをしっかり固めた家光や天海僧正・・・いろんな偉大な人たちの息吹が今もなお、ここには息づいているように思える

 

 さて、お腹も空いてきた。ランチはどこに行こうかしらん・・・

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