今年もこの季節がやってきた・・・そう10月の下旬は小生にとっては、高湯温泉「吾妻屋」に宿泊し、紅葉を楽しむ季節である。
高湯温泉はその名の通り、福島市の西の高台にあり、磐梯吾妻スカイラインの入り口にあたる。例年だと、スカイラインの紅葉が素晴らしいのだが、今年は火山活動の活性化で、全面通行止めになっていて、スカイラインは走れなかった。
ただ、今年はお宿周辺の紅葉がジャストタイミングで、お風呂と一緒に楽しめた。
このお宿に初めて来たのは2008年のこと。記事は9月になっているが、行ったのは8月のことだった。この時からファンになり、毎年必ずおじゃましている。今回で11年目になる。
こちらの温泉は強烈な硫黄臭の漂う酸性のもの。毎回同じことを書いているが、夜明けから日没までしか入れない野天風呂が素晴らしい。
今回もチェックインからただちに一度、そして夕食前にも一度。朝に一度と三度入った。ふとんに入っているような気分になり、何時間でも入れそうな・・・
ここに入っているときに感じる「ああ、ふるさとに帰ってきたぞ~」的な気分は、他の秘湯では味わえないものだ。あくまで個人の感想だが・・・
もちろん温泉効果も抜群で、野天風呂のほか、貸切露天風呂に二回、貸切内風呂にも一回、内風呂に二回と通算で八回入浴してしまった。
いかな風呂マニアでもこれだけ入るのはここぐらいかも知れない。それだけ、ここの温泉にハマっているということだが・・・
また、こちらは浴衣やバスタオルはセルフで替え放題なので、湿ったら気軽に交換というのもポイント。
毎回書いているがこのお宿10室に対し、野天風呂が男女各1か所、貸切露天が3か所。さらに貸切風呂が1か所と内風呂が男女各1か所と8か所お風呂がある。
だから、いつお風呂に行ってもだいたい貸切状態で、お風呂で他のお客さんと一緒になることはほとんどない。
逆に一緒になると、他の秘湯のお勧めなどの情報交換の場になったりする。ほとんどのお客さまが、こちらの泉質や野天風呂にハマッているのは小生と同じ。
早くにチェックインし、ひたすらお風呂に入り、ゴロゴロし、またお風呂に入る。そして食事・・・またお風呂・・・
なんとも非生産的な時間だが、腰のハリも緩和され、ゆっくり眠る・・・プーさんの映画でもキーワードになっていた「何もしない」をする貴重な時間だ。
お風呂や、野天風呂に向かう途中は紅葉を眺めるのに十分な状況だったし、今年も大満足な一泊になった。
来年も恒例行事で来れるといいなあ・・・
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