小生、噺家のできそこないとして、昔はよく結婚式の司会を仰せつかった。数えてみると19回やったので、あと1回で区切りとなるなあと思っていたが、残念ながら・・・
というところで、先日「仕事かデートか」なんて記事をあげたが、その流れの中で小生が昔、司会をしている中で感じた違和感を紹介したい。
昭和の時代の結婚式というと、新郎の上司が出てきて主賓の挨拶なんていうことで、話し始めるのだが、一流企業や金融機関の場合に多かったのが「忙し自慢」だった。
例えば「わが社は大変忙しいんです。新郎も大変忙しいんです。ですから、奥さんには申し訳ありませんが、帰りは遅いと思ってください。逆に、帰りが早いようなら、もう出世の見込みがないということですわ、ガハハハハ・・・」なんてパターン。
これ、実はほぼ実際に話された内容である。こんなのがめっちゃ多かった。
いまだに、思い出すとムカつくのだが、忙しいことを自慢したり、「だから帰りが遅くなるのは当然」なんてことを堂々と言って、当事者やそのご両親が嬉しいと思っているのだろうかと。
そんなとき、ご両親の顔を見ていると、すごく悲しい表情になっていることが多かった。
あと多かったのが、「妻が家庭を支えないと夫が仕事で頑張れない」とか「夫は忙しいから、家のことは無理だ」とかいうパターン。
さすがに、企業名を出すわけにはいかないが、そういうコメントを聞いた企業とは極力付き合いたくないと思った。
逆に、一流企業でもしっかりしたバランスのいい方々が多く、いい印象を持ったところもある。もちろん、その方の個性による部分もあるだろうが・・・
最近は結婚式に仲人を立てないのも普通だし、会社の上司を招待しないのも普通になっている。そのため、こういうトホホな挨拶は聞くことが減っているのが救いだが。
「会社(仕事)のために、家庭を犠牲にするのは当たり前」なんて、個人で思うのは価値観の問題だから、とやかくは言わないが、それを他人に強要するのは暴力である。
小生の会社の中での経験でも「会社がつぶれてしまったら、家族守れないだろ。」と言っている人がいた。会社を守るために、家族を守れなかったらどうするの? 逆にその人に、この会社でなければ、家族は守れないんですか・・・とぶつけてみた。
イタリアンオヤジには、どうあっても納得のいかない価値観であった。もっともそんなんだから給料泥棒と言われたりするんだろうが・・・(汗)
というところで、先日「仕事かデートか」なんて記事をあげたが、その流れの中で小生が昔、司会をしている中で感じた違和感を紹介したい。
昭和の時代の結婚式というと、新郎の上司が出てきて主賓の挨拶なんていうことで、話し始めるのだが、一流企業や金融機関の場合に多かったのが「忙し自慢」だった。
例えば「わが社は大変忙しいんです。新郎も大変忙しいんです。ですから、奥さんには申し訳ありませんが、帰りは遅いと思ってください。逆に、帰りが早いようなら、もう出世の見込みがないということですわ、ガハハハハ・・・」なんてパターン。
これ、実はほぼ実際に話された内容である。こんなのがめっちゃ多かった。
いまだに、思い出すとムカつくのだが、忙しいことを自慢したり、「だから帰りが遅くなるのは当然」なんてことを堂々と言って、当事者やそのご両親が嬉しいと思っているのだろうかと。
そんなとき、ご両親の顔を見ていると、すごく悲しい表情になっていることが多かった。
あと多かったのが、「妻が家庭を支えないと夫が仕事で頑張れない」とか「夫は忙しいから、家のことは無理だ」とかいうパターン。
さすがに、企業名を出すわけにはいかないが、そういうコメントを聞いた企業とは極力付き合いたくないと思った。
逆に、一流企業でもしっかりしたバランスのいい方々が多く、いい印象を持ったところもある。もちろん、その方の個性による部分もあるだろうが・・・
最近は結婚式に仲人を立てないのも普通だし、会社の上司を招待しないのも普通になっている。そのため、こういうトホホな挨拶は聞くことが減っているのが救いだが。
「会社(仕事)のために、家庭を犠牲にするのは当たり前」なんて、個人で思うのは価値観の問題だから、とやかくは言わないが、それを他人に強要するのは暴力である。
小生の会社の中での経験でも「会社がつぶれてしまったら、家族守れないだろ。」と言っている人がいた。会社を守るために、家族を守れなかったらどうするの? 逆にその人に、この会社でなければ、家族は守れないんですか・・・とぶつけてみた。
イタリアンオヤジには、どうあっても納得のいかない価値観であった。もっともそんなんだから給料泥棒と言われたりするんだろうが・・・(汗)
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