アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

桂米團治独演会

2021-07-27 06:00:00 | 落語

さてさて、桂米團治といえば、小生のお気に入りの噺家の一人。東京で会があると、よほどのことがない限り、出掛ける。

 

 今回も時間がとれたので出掛けてきた。会場はいつもの銀座ブロッサム、大きな入れ物で前回は一席ずつ空けての開催だったが、今回は詰めての着席。

 ただし、トータルでの入場は定員の半分以下とする運営になったと。したがって、前の方の席はしっかりお客様で埋まっている。

 

 入り口にはこんな貼り紙があるが、いつもだいたい時間ぴったりに終わってくれるのがまた嬉しい。

 誰とは言わないが、「独演会だから好きにやらしてもらう」とばかりに延々とマクラをやったり、冗長にやる人もいる中で、三席やって時間も守る・・・これは嬉しい。

 

 さてまずは開口一番、慶治朗の登場だ。始めたのは「四人癖」だ。こちらでいう「のめる」に近い噺だが、その名の通り四人がからむ。

 そして米團治の一席目は・・・「稲荷俥」、初めて聞く噺だが、米朝が復活させたネタとか・・・このあたりはさすがに米團治ワールドだ。

 

 続いて、スペシャルユニットで東西の下座の二人が三味線を弾き語り。その名も「こすみっきー」という。

 これもまた、ユニークでモーツァルトネタを三味線でやったりしてくれた。

 

 そして再び米團治の登場、「たちぎれ線香」だ。なんどか聞いているが、上方のそれは江戸版と演出が異なり、どこか明るさも感じる。

 個人的には好きな噺だけに、また小生も稽古したいなあ・・・とも。なかなかハードルが高い噺だが・・・

 

 そして中入り後は、トリで米團治。「質屋芝居」という、これまた上方らしいネタ。芝居好きの米團治ワールド全開だ。

 たっぷりと楽しませてもらい、帰路についたが・・・炎天下の中、さすがに少し疲れたのと、同行者ともども感じたのは米團治も少しだけ老けた? ということ。相変わらず、高座着はおしゃれだし、声もいい。

 

 だが、若々しい感じが少しかげってきたかなあと・・・逆にいえば同世代の小生も着実に歳をとっているわけだが・・・(汗)

 とはいえ、引き続き吟醸酒のような米團治の高座・・・引き続き楽しみたいと。

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