毎年この時期になると、クリスマスソングや昭和の名曲の話題になる。テレビなんかでも十年一日のごとくやっている。
クリスマスといえば・・・で必ず上位に上がってくるのが、「クリスマスキャロルの頃には」だ。この曲は平成に入ってからだが、それなりの思い出がある。
そして、そのまた上位でほぼ1位に入るのが山下達郎の「クリスマスイブ」だ。このブログを始めて間もない頃に、こんな記事を上げている。19年前の記事だ。
この曲、特集番組ではほぼ例外なく、JR東海の伝説のCM「クリスマスエクスプレス」のシーンと重ねて紹介される。逆にいえば、この曲がこれだけメジャーになったのは、この大ヒットCMのおかげといえばそうだが・・・
このCMには初代の深津絵里から、牧瀬里穂、吉本多香美・・・などたくさん出ている。こちらをご覧いただこう。
テレビでよく取り上げられるのは牧瀬里穂のバージョンだが、しっかりドラマが出来ていて、彼に会うワクワク感が見事に伝わってくる。
このバージョンのキャッチフレーズは「ジングルベルを鳴らすのは、帰ってくるあなたです…。」だった。グッとくる。
個人的に、一番好きなのは初代の深津絵里バージョン。帰ってくると思っていたら・・・というところで、サプライズ演出の彼が・・・
この最後のバカバカバカッというセリフが見えるところがたまらなかった。CMのキャッチフレーズは「帰ってくるあなたが最高のプレゼント」だった。
そしてもうひとつ、好きだったのは吉本多香美バージョン。彼女は新幹線で会いに行くパターンだ。乗る前に免許証などの自撮りの機械で写真を撮る彼女。
目的地で、彼が・・・あれ、いない? からの感涙・・・これまたたまらなかった。キャッチフレーズは「会えなかった時間を、今夜取り戻したいのです」だった。
いずれも恥ずかしいが、涙なしには見られない。そう、個人のリアルな経験と見事に被るからだ。ってか、このCMより前に同じようなことをやっていた・・・
その人は、今は毎日顔を合わせているが、それはさておき・・・この歌を歌っている山下達郎を見たことがないなあと・・・
ときに、このCMの令和オマージュ版などもいろいろ出ている。ただ、あの頃のドキドキ感やワクワク感が見えないのはなぜだろう。
当時のCM見ると涙なしには見られないのに・・・こちらは泣けない。あの頃は、スマホはおろかケータイもなかった。メールもないので、約束は手紙か電話か・・・だけに当日のほとばしる思いは・・・
昭和はよかったなあ・・・
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