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甲府市にある専心庵は、知らなければ絶対いけないような住宅街の中にあるお蕎麦屋さんだ。2011年に最初に訪れて以来、山梨に来ると立ち寄ることが多い。
今回は四人であったが、いつものように土日限定の十割そばの四種食べ比べをお願いした。こちらのそばは、しっかり手打ちで抜群に美味しい。逆に天ぷらなどはなく、純粋にそばを楽しむお店だ。
まずはトップ写真の粗挽き限定十割そばだ。長野のとある地区でのみ作られるそば粉で打っているものという。コシがある・・・なんてレベルではなく、ものすごく美味い。
そば自体の甘みも感じるし、ブツブツ切れるそばがすばらしい。
続いて出てきたのが、二種類目の韃靼そば(左写真)だ。黄色の色がかかっているのが韃靼ならではだが、苦みを感じるところがまだいかにもそれっぽい。最初の粗挽きと全然異なる食感と味わいだ。麺も粗挽きが太くて短いのに対し、こちらは細い。
続いて三種目は普通の十割そば。こちらは逆に細い麺と白っぽいことで、上品な感じがする。ふつうの・・・というが、これはこれで貴重なものだ。
最後に出てきたのが、こちらの玄粉の十割蕎麦だ。三種目と比べると、粉の主張が強く感じられる。むむ、出される順番とこの四種のハーモニー、素晴らしいぞ。
だが、今までの記憶ではこんなに多かったっけ・・・と思った。一皿一皿は多くないのだが、こんなにお腹にどっしり来るとは・・・と。
前回こちらに来てから2年経っているが、さすがの小生も食べられなくなっているのかも・・・そういえば、普通盛りのラーメン一杯に苦しむことも最近ではあるしなあ・・・
といいつつも、こちらのお店では最後がまた楽しみだ。そう、小生の知る限り、こちらのお店ほど濃厚なそば湯をいただけるお店はない。
ドロリとしてほとんどポタージュである。これでいただくそば湯は、ウルトラ抜群だ。毎回ここに来る目的の3割くらいは、このそば湯をいただくことにある。
今回も開店と同時に入店したのでスムーズに食べられたが、食べている間に店内は大賑わいになってしまった。
毎回、美味しいおそばを堪能させていただいていることを告げながらお店を後にしたが・・・その後、夕方までお腹がドッシリと重たかったことが印象的だった。
かなり歳を実感してしまった・・・が、やはりこちらのそばは抜群だ。またきっと来ることは間違いない・・・
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