アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

春風亭小朝独演会

2008-09-21 08:48:12 | 落語
昨日はお彼岸の入り・・・とはまったく関係なく、よみうりホールで小朝の独演会が行われ、いつものように出かけてきた。

 毎度のことながら、ホールは満席だ。さてさて、開口一番は「ぽっぽ」という女性の噺家が登場。なんでも小朝の三番弟子だという。
 たらちねを演ったが、滑舌もよくとても聞きやすい。女性にありがちな、キンキンした感じもない。なかなか面白いぞ、いいじゃないか。

 というところで、小朝の一席目は船徳だ。考えてみれば、小朝の船徳を初めて聞いたのは、昭和52年のことだ。当時はまだ二つ目だった。
 もちろん、今や押しも押されぬであり、この日の船徳も若旦那がいい感じだった。しかもわかっているはずの噺に、予想外の演出やくすぐりが入るから面白い。

 この夏は、たい平・市馬とともに三人の船徳を聞くことができたが、それぞれ個性があって、演出も異なりほんとによかった。
 さて、中入り後は木久蔵だ。やかんなめという、比較的珍しい噺を演った。木久男の頃からすると、ずいぶん噺家らしくはなったが・・・(汗)

 そして小朝の二席目は、地噺の池田屋だ。先日、関内で聞いたセリーヌによれば、イマイチだったとのことだが、この日のできはよかった。
 台詞回しのスムーズさに加えて形のよさが光る。場内もバカウケであった。最近の小朝は、越路吹雪物語とかこの手の地噺が好きなようだ。

 だが、さらに爆笑だったのは三席目のお菊の皿だった。ある種やりすぎというくらいの演出で、場内は大爆笑。小生もこれにはまいった。
 予想外の演出だったからだ。これがいっ平あたりだったら、クサくなってしまうところだろうが、しっかり噺として崩さないのが小朝の真骨頂か。

 つい先日は、寄席で市馬の「のめる」を聞いたが、これまたよかった。やはりお気に入りの噺家のいい噺は決して裏切らないかと。
 やっぱり落語はいいなあ・・・

 それにひきかえ、どこかのごひいきのサッカーチームは、昨日も負け、8試合勝ちなし・・・いいかげん裏切りをやめてくれよ。
 えっ、もはや勝つことが裏切りだって・・・ああ(涙)
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