アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

襲名ラッシュに思う

2008-09-20 08:47:21 | 落語
小生、噺家のはしくれみたいなもので、しかも当然ながら落語もたくさん聴いているということで、いささか落語にはこだわりがある。

 そんな中、ちょっと微妙に感じるのが最近の大名跡の相次ぐ襲名である。そんな違和感を最初に感じたのは、もうかなり前だが、桂文楽の襲名だった。
 先代は昭和の大名人、それに対して、ぺヤングソース焼きそばの・・・って、ほんとにそれでいいのかいって気になったのは、小生だけではないだろう。

 そして桂三木助の親子襲名から、林家正蔵・柳家小さんと親子の襲名が続く。そもそも噺家なんてものは、歌舞伎の世界じゃないのだから、親子なんてことで襲名に優先するはずはないんだが、少しどうかなと。
 小三治などは、歴代小さんになる前提でついている名前だから、現小三治はいずれ自分も・・・と密かに思っていたはず。

 それが、予想外にもこんなことになり、腐っているのが本音ではないだろうか。小三治はいい噺家だが、目標がなくなった今、これからどうなるかは、ある種興味深い。
 かの志ん朝も父、志ん生を継ぐことなく没した。それからすると、正直名跡の割にこれでいいの?という感じは禁じえない。

 そして上方では米朝の息子、小米朝が上方の大名跡米団治を襲名。まあ、これはある程度事情もあったし、小米朝は稽古もよくしているようだ。
 そして来年には、いっ平が父の三平を継ぐ。もうこうなりゃ何でもあるか・・・小生は、小朝が泰葉と別れた原因のひとつに、正蔵になれなかったことがあると思っている。

 小朝は先代正蔵の孫弟子で、先々代正蔵の孫娘の泰葉と結婚しているわけだから、正蔵になるには十分な条件だったはずだからして・・・
 実際、現正蔵が継いだことについて、ポツリと親子にはかなわないと漏らしていたマクラを聴いたことがある

 ときに大名跡といえば没後30年になる三遊亭円生だが、三遊亭円楽の弟子の鳳楽に襲名の話が出ているという・・・むむむ、なんかなんか・・・である。
 止め名になっているのを掘り起こしてまで、襲名させるのかって・・・

 かくなる上は、小朝には幻の名跡、三遊亭円朝を継いでもらうしかないかって・・・えっ、それってマジにそんな話が出てたんだ(驚)
 うーん、どうなることやら・・・まあ落語のことなんだから、物事をあまり真剣に考えない方がいいか。
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3 コメント

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上方でも (虎波男女子★彡(こなみみなこ))
2008-09-21 20:54:34
 桂小米朝が桂米團治になりいの、笑福亭小つるが笑福亭枝鶴になりいので、上方も襲名が多いねんなぁ・・・といったところです。

 桂花枝が桂あやめになった以外は・・・前の名前でええのになぁ・・・とおもいますわ。

 逆に笑福亭仁鶴と鶴光は・・・十分大きな名前になっていますねぇ。ざこば師匠と南光師匠は、襲名する前は、朝丸ちゃん・べかちゃんだったのが、師匠という称号なしには呼べなくなってしまいましたわ。

 でも、笑福亭松鶴は次はだれが継ぐんだろ??
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ね~~ね~~、桂おにいたまぁ。 (虎波男女子★彡(こなみみなこ))
2008-09-21 20:56:54
 いっそ、桂&男女子二人会します??

 というより、お笑いのオフ会になりますが。
返信する
笑福亭松鶴 ()
2008-09-22 06:33:54
みなこさん
松鶴は、仁鶴がなるしかないんでは・・・と思ってますが、鶴光はさすがに・・・でしょうし。

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