アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

いとこの会で個性を楽しむ

2017-05-07 08:33:26 | 落語

さてさて、記事のアップが遅れてしまったが、このところ恒例で出かけている二ツ目の勉強会「いとこの会」が先日開催されたので出掛けてきた。

 

 今回は、小んぶ・八ゑ馬・市弥・小辰というメンバー。いずれも少なからず小生とのご縁のあるメンバーということで、楽しみである。

 さてまずは開演。トップバッターは市弥だった。最近の市弥のパターンでとりとめのない話から入り・・・始めたのは、おっ「千早ふる」だ

 

 前座噺にもなっているが、よくできた噺ではある。以前寄席に行くと必ず誰かがやっているというような噺であったが・・・

 むむ、悪くはないんだがなあ・・・やはり市弥は今方向性で悩みがあるのかしらんと。師匠のようにまっすぐ保守本流で行ってくれれば・・・とも思う。その上でイケメンだから、十分個性が出ると思うんだが・・・

 

 そして二番手で小んぶの登場。始めたのが「そば清」だった。これは往年の先代馬生を彷彿とさせてくれるもので、サゲの工夫もしてあり、なかなか楽しめた。

 あとで聞いたら師匠さん喬の型だという。おそらくさん喬が馬生から受け継いだものかと・・・こういうのを感じるひととき、やはり嬉しい。と、ここで中入り。

 

 後半はまず八ゑ馬の登場。上方版で「青菜」を始めた。このところ冗長な演出の青菜を何度も聞き、青菜に40分も掛けるか普通・・・なんて思っていたが。

 おっ・・・おおお、これは抜群に面白い。上方の独特の空気感もあるが何よりテンポがいい。ひさしぶりに楽しい青菜を聞いたぞ。

 

 そしてトリは小辰だ。始めたのが「蒟蒻問答」だ。セリフ回しの良さやテンポ、よく聞く噺だからこそ、こうしたものが必要なわけで、やはり安心して聞いていられる。

 かくして個性の競演となった今回、すっかり満足したところで、今回は席亭さんのはからいで、そのまま打ち上げとなった

 

 小生は眠くなるので、途中で失礼したが、席亭さんらしい手作り感のあるもので、楽しそうな席亭さんを見て、演者も盛り上がるという・・・

 会場を後にして、帰るとき、演者四名と席亭さんがいつまでも手を振って見送ってくれたことが深く印象に残った

 

 次回もまた行くしかないかな・・・と。

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