アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

米團治のおぺらくご

2011-03-08 06:26:33 | 落語
日本橋にCOREDO室町というスポットが昨年末にオープンした。そこに日本橋三井ホールというホールがオープンし、そのこけら落としとして米團治が登場すると聞き、出かけてきた。

 といっても普通の落語会ではない。元NHKアナウンサーの平野啓子さんとのジョイント企画ということで、ユニークな企画なのだ。
 まずは平野さんが平安時代の衣装で登場。語りで「源氏物語」を始める。効果音や照明の演出も抜群で、なんともいい世界に引き込んでくれる。


 源氏物語といえば、高校時代に古典で必ず習う名作だ。個人的にも大好きで、特にまだ幼い紫の上を見初めるシーンなどはそらんじるくらいに読み込んだ。
 「雀の子を犬君が逃がしつる・・・」というところに萌え~となってしまった小生であるが・・・考えてみれば、当時からアブナイオヤジだったのかも(苦笑)

 さて、肝心の米團治だが、おぺらくごと称して、「ドン・ジョバンニ」を落語にアレンジしての試みだった。
 弦楽四重奏の演奏とともに、米團治が登場。オペラの歌を歌いながら、落語が入るという・・・と思っていたら、本物のオペラ歌手まで登場してきた。


 本人曰く、三時間のオペラを三十分で仕立てるというところだが、本日初演ということで、まだこなれきっていない感じもした。
 とはいえ、さすがに米團治。しっかり堪能させてもらった。イベントがはねてから、せっかくなので日本橋界隈を少し歩くことに・・・

 日本橋の真ん中にある道路原票を見たりしながら、老舗や新しい店などを冷やかしながらの散歩は悪くなかった。
 COREDOとは、中心という意味のCOREと江戸EDOのコラボだという。江戸の真ん中でありながら、伝統と新しいものが融合しているのが日本橋なのかも知れない。

 その意味では、この日のイベントも日本橋らしいものだったのかも知れないなあと。
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