アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

読売GINZA落語会

2013-02-24 11:09:08 | 落語
さて、昨日は読売GINZA落語会が行われた。この会は、これまでも何度か来ているが昔のホール落語のように多くの噺家が出てきて、しかもネタ出しというスタイルが個人的には嬉しい。


 会場のテアトル銀座は、劇場っぽい感じで、シートもいいが、落語会としてはやや暗く感じるが、まあいかにもオシャレな感じ。
 さて開口一番だ。瀧川鯉昇の弟子の鯉○(こいまる)が登場。この日の他の噺家が全員落協なのに、前座だけ芸協というのがおもしろい。

 そして一之輔が登場。例によってマクラをしっかり振りながら、始めたネタは「粗忽の釘」大師匠柳朝の十八番だが、強烈な味付けは柳朝が見ていたら、どう感じるかな・・・ってくらいだ。
 もちろん、場内はバカウケなんだが・・・そういう意味では、このまま行くと保守本流から外れていきそうな予感もする。今後どっちに向いていくのかしらんと。

 続いて市馬の登場だ。この日のネタは「味噌蔵」こういう会だけに、あまり余計な話はせず、ケチのマクラだけ振って、さっと入る。これだよ・・・これ・・・って(嬉)
 もちろん、市馬にはずれなし。味噌蔵も何回目かだが、安心して聞いていられる。というところで中入り。


 さて、再開だ。まずは彦いちが登場。例によってSWAのユニフォームで、ジャージのようなユニークな着物だ。
 ネタは新作の「神々の唄」。もちろん初めて聞いた。振りなどめちゃくちゃなところがあるが、落語の基本的なストーリーっぽく仕立ててあり、なかなか面白い。

 そして、トリの喬太郎だ。ネタ出しは「宮戸川」。比較的ウケやすいネタだが、喬太郎では初めてだなあ・・・と思っていたら・・・
 マクラもほとんどなくサッと入った。おちゃらけの喬太郎、まじめにやる喬太郎、どちらが本当だろう・・・なんて思うこともよくあるが、今日は後者の喬太郎だ。

 さて、そろそろ終わりかと思ったら・・・なんとそのまま続けている。いやあ、宮戸川を最後まで通しでやってくれたよ。小生も、生で聞くのは初めてだ。
 いやあ、これは嬉しいなあ。テンポといい、強弱のつけ方といい、さすが喬太郎という感じ。すっかり堪能させられた。

 終演予定時刻を大幅に超えたが、この噺を聞かされたら、あまり文句が出ないだろう。そんないい締めくくりとなった会だった。
 ただ、パンフのこの喬太郎の写真・・・サギだろって(爆)
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