毎月恒例になっている、いや正しくは毎月高齢になっているかも・・・の落語仲間の宴会。小生は、メンバーでは最若手の一人だが、それを考えると高齢行事とわかろうという。
毎回参加はできないのだが、時々都合がつくと参加させていただく。先日もそんなことで参加してきた。
場所はいつものところで、日比谷の帝劇の地下にある「キッチン晴」。料理はおまかせで、お酒も飲み放題・・・だ。気楽に行ける居酒屋でオススメである。
なにしろ、メンバーがメンバーなので、料理もそこそこに語る語る・・・騙るんではないかと心配になるくらい。
もちろん、もっぱら落語がらみのネタが多く、逆にいえば偉大なるワンパターンみたいな・・・年代的にも古い話が多い。
それも古今亭志ん朝とかならまだしも、おそらく、この読者の皆さんでも殆どの方がご存じないだろう寄席芸人の話題など・・・
百面相の波多野栄一なんて知らないでしょ? と思ったら、こんな動画があった。ご覧のとおり、誰だってできるといえばそうなんだが、それを寄席でやるのがすごい。
小生も寄席で何回か見たが、よくぞこのネタを動画としてとっていたとは・・・ある種貴重だ。
さらにもう一人、曲芸の東富士夫も・・・これまた動画があったよ・・・こちらは、すごいとは思うが、決して面白くない。そして彼は一言も話さない。
今は、どちらかというと、落語というのはホールで独演会を聞くのが正統派で、寄席って? という人も多い。むしろ寄席を否定する向きも。
立川流のように、寄席に出ない噺家もいるので、そうした人たちをむしろ崇め奉る風潮もある。あくまで個人的な評価だが、寄席は落語を語る上では欠かせない。
なんて蘊蓄を語るつもりはなく、ひたすらこの日も語る語る・・・何が料理になっていたのかすらまともに記憶していない。
逆にみれば、この料理自体が寄席のコンテンツみたいなもので、いろんなネタをごちゃまぜにして、文字通り寄せ鍋のように・・・
すっかり時間も経ち、気が付いたらべろべろの酔っ払いオヤジ軍団の出来上がりだ。メンバーの一人の大先輩が言った。
「やっぱり落語仲間との飲み会が一番楽しいな」・・・むべなるかなだ。
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