アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

市馬・白酒・兼好三人会

2011-09-26 06:24:47 | 落語
横浜にぎわい座は入れ物が落語にはちょうどよく、いい噺家の会も多い。そんな中、先日、ひいきの市馬を含める三人会が行われるというので出かけてきた。

 ここは中で飲食できるからいいんだよなあ・・・と思って、お酒とかを仕込んで行ったところ、飲食禁止とスタッフが入口で叫んでいる。あれ?
 推測だが、何か問題でも起こったのかも知れない・・・しかたなく、ロビーで軽く飲む。

 さて、開口一番と思いきや、いきなり市馬・白酒・兼好の鼎談でスタート。が・・・これが下打ち合わせがなかったらしく、グダグダ・・・(苦笑)
 さて開口一番は市也、最近とみによくなっているが・・・「のめる」だった。最近では、市馬で聞いたが・・・うーん、まだ習いたてかなって。

 そしてまずは兼好の登場。以前聞いたときの印象はイマイチだったが・・・この日は会のテーマが「それぞれのお殿様」だったので、「目黒のさんま」だった。
 地噺っぽく、あちこち脱線するギャグが強烈!!けっこうやられたあ~って感じ。とはいえ、先代円楽のアレンジもそこかしこにあり、十分楽しめた。

 中入りをはさんで、白酒の登場。何をやるかと聞いていたら、「井戸の茶碗」だった。あれれ・・・殿様の噺かなあ、ビミョーだと思いつつ・・・
 しかし、さすが白酒。声もいいが、毒のある独特のアレンジに、クライマックスに持っていく仕込みの工夫もあり、これはこれでよかった。

 そしてそしてトリは市馬だ。グダグダの鼎談で一曲歌って機嫌がいいと言っていたが、始めたのは「松曳き」。うーん、ちょっと前に某所で聞いたばかりだが・・・(汗)
 しかし、何度聞いても市馬の粗忽モノは面白い。けっこう人柄が出るジャンルだけに、本当に市馬の人柄がにじみ出るような感じだ。

 サゲも見事に決まって、場内大盛り上がり。さすがである。しかし、兼好って、けっこういろんなところで落語協会の噺家とからむ会が多い。
 白酒も若手の中では伸び盛りという感じ。考えてみれば、市馬だってまだ若いんだが、この辺が伸びてくるとほんとに将来が楽しみである。

 そういえば、王楽と同世代の一之輔の真打昇進が決まった。26人抜きだそうだが、またひとつ楽しみになってきた。
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