岩の湯は秘湯の宿としては、まちがいなく高級旅館の部類に入る。それはお値段もだが、それに伴うだけの内容になっていることも確かだ。
温泉についてはすでに紹介しているが、食事も抜群に素晴らしい。まずは夕食だ。ひとくちでいうと、こちらの料理は地産の食材にこだわったもの。
先付から始まって、たくさんの野菜や魚料理などが出てくる。山の中だから、刺身は鯉と大イワナだった。
手前のソースも三種類あって、和風だったりイタリアン風だったりして、いろいろ味の変化も楽しめた。
すでに生ビールはいただいているので、地元産の白ワインをいただきながら食事を楽しんでいくことにした。
そして、笹の葉とともに出てきたのが鮎の塩焼き。熱々の焼きたてで、これがまた抜群に美味しい。
そう、こちらの料理はすべて美味しいものを美味しいタイミングで運んできてくれる。これがまた美味しさにプラスアルファのスパイスとなっている。
また食材はもちろん、飾りの葉のひとつに至るまで質問にもキメ細かく答えてくれるし、このひとときが特別な時間であることを実感させてくれる。
スープに見えるすり流しだったり、口直しのゼリーなども随時出てくる。やがてメインの肉が・・・来る頃だぞ。
もちろんここで赤ワインをいただくのだが、さすがにボトルは多いのでグラスワインをお願いした。と同時にお肉が出てきたぞ。トップ写真のこれである。
こちらのお肉は笹の葉にいぶされ焼いた石で焼くスタイル。これを塩とわさびでいただく。これがまた抜群に美味しい。
さらにご飯とデザートまでしっかりと続き、満腹・・・なのだが、こちらの食事っていつも思うのは多すぎず、少なすぎずで絶妙なのだ。
もうひとつ言うとお野菜が美味しいのだが、漬物なども本当に美味しくどれもが手を抜いていないことがよくわかる。
それを再度感じさせてくれるのが朝食だ。先付とともにルッコラのジュースや温泉で炊いた蕎麦粥などでスタートすると・・・
焼き物として信濃マスが・・・これまた熱々で美味しい。さらに満足感にトドメを刺すのが、このデザートのおいしさだ。
いや、漬物といい・・・すべてが美味しい。よくあるような「ごはんを食べるためのおかず」ではなく、ひとつひとつがしっかりと主役を張れるような・・・
この食事、いつも8月に来ているので似たようなパターンだが、別の季節に来て楽しんでみたいところだ。
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