前日王楽を聞いた小生、立て続けに西武百貨店池袋店のコミュニティカレッジで行われた「柳家花緑のゆるゆると真剣にやる落語会」「に出かけてきた。
二日続けて落語って、よく考えると昨年も大銀座落語祭で行っているわけで、この時期の個人的には定番なのかも(汗)
さて、会場は狭い。ホールでないため、高座が天井に近くやりにくそうだが、全部で120席もないくらいの環境は落語としてはぜいたくだ。
しかも取った席が、偶然花緑の出入り口のそば。至近距離で花緑を見られた。なんてついてるんだ。とはいえ表題が表題だけに、ほんとに落語をしっかりやる独演会かどうかは心配だった・・・というのは、チケットが安かったからだ。
会場を見渡すと、年齢はいろいろだが、女性が9割という・・・さすがにモテ系の噺家か。いよっ、若旦那!
まずはまったりとした語り(本人あえてマクラと言わず)でスタート、なかなか力みもなくいつもの花緑流だ。祖父小さんの「素直が一番」とか「芸は人なり」といった台詞がしみ込んでくる。
さて一席目は「笠碁」だった。祖父小さんの得意ネタだが、ネタおろしのときにセリーヌがたまたま聞き、ファンになったというネタ。
小生は初めてであったが、今風にアレンジしてある部分もあって、しっかり笑わしてもらった。こういう噺は本来小さい入れ物が合うのだが、台詞なしでの表情の使い方とか、ほどよい味付けの濃さが小生の趣味にバッチリ合う。
中入りをはさみ、二席目は「明烏」だった。うーん、上手い。若旦那のキャラがまんま花緑に合う。切れ味もいいし、それぞれの人物のキャラがしっかり見える。
ときに入るオーバーな仕草も、なぜかクサくならないのが花緑のセンスか。これまたしっかり楽しませていただいた。
二席目の後、締めくくりの語りでまとめに入る。彼曰く「高座が一番ではなく、普段の生活が一番で、その人柄が芸に出る」という言葉にはうなづかされた。
そういえば、小生の大好きな市馬も人柄がにじみ出るような噺家だし、花緑の自然ににじみ出るセンスもその人柄がベースかも。
本寸法の噺家の市馬に、いい意味でのお坊ちゃんの花緑。この二人が結果として、小さんの芸の伝承者というのはなんとも嬉しい。
まだ38歳の花緑、これからどんな噺家になっていくかが楽しみである。
それにしても、この小さい席での独演会が2625円って・・・お徳でした。
二日続けて落語って、よく考えると昨年も大銀座落語祭で行っているわけで、この時期の個人的には定番なのかも(汗)
さて、会場は狭い。ホールでないため、高座が天井に近くやりにくそうだが、全部で120席もないくらいの環境は落語としてはぜいたくだ。
しかも取った席が、偶然花緑の出入り口のそば。至近距離で花緑を見られた。なんてついてるんだ。とはいえ表題が表題だけに、ほんとに落語をしっかりやる独演会かどうかは心配だった・・・というのは、チケットが安かったからだ。
会場を見渡すと、年齢はいろいろだが、女性が9割という・・・さすがにモテ系の噺家か。いよっ、若旦那!
まずはまったりとした語り(本人あえてマクラと言わず)でスタート、なかなか力みもなくいつもの花緑流だ。祖父小さんの「素直が一番」とか「芸は人なり」といった台詞がしみ込んでくる。
さて一席目は「笠碁」だった。祖父小さんの得意ネタだが、ネタおろしのときにセリーヌがたまたま聞き、ファンになったというネタ。
小生は初めてであったが、今風にアレンジしてある部分もあって、しっかり笑わしてもらった。こういう噺は本来小さい入れ物が合うのだが、台詞なしでの表情の使い方とか、ほどよい味付けの濃さが小生の趣味にバッチリ合う。
中入りをはさみ、二席目は「明烏」だった。うーん、上手い。若旦那のキャラがまんま花緑に合う。切れ味もいいし、それぞれの人物のキャラがしっかり見える。
ときに入るオーバーな仕草も、なぜかクサくならないのが花緑のセンスか。これまたしっかり楽しませていただいた。
二席目の後、締めくくりの語りでまとめに入る。彼曰く「高座が一番ではなく、普段の生活が一番で、その人柄が芸に出る」という言葉にはうなづかされた。
そういえば、小生の大好きな市馬も人柄がにじみ出るような噺家だし、花緑の自然ににじみ出るセンスもその人柄がベースかも。
本寸法の噺家の市馬に、いい意味でのお坊ちゃんの花緑。この二人が結果として、小さんの芸の伝承者というのはなんとも嬉しい。
まだ38歳の花緑、これからどんな噺家になっていくかが楽しみである。
それにしても、この小さい席での独演会が2625円って・・・お徳でした。
花緑の落語、お気に入ったようですね。小生、爆笑落語よりもきれいに聞かせてくれる噺家が好きなので、花緑なんかも大好きです。
いいDNAを感じますよね。このブログでは、落語の紹介も多いので、ぜひお気軽に遊びにいらてください。
志の輔は、独特の口調が個性としてなかなかおもしろいですが、確かに立川流のチケットがゲットしにくいことが難点ですね。個人的には志の輔は好きなのですが、立川流全体としては、ちょっと一部のファンが異常に奉っている感じがして好きになれません。
江戸の青空を観て花緑の落語を1度聴いてみたいと思っていました。
昇太さんとは全く異なった魅力を持つ方でした
多分これからも彼の独演会には出かけると思います。
志の輔も聴いてみたいのですがチケットがなかなかゲットできません