アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

誰も書けない「コロナ対策」のA級戦犯

2022-02-03 07:00:00 | つれづれ

あいも変わらず、この国の国民はもちろん、マスコミも政府も「コロナは怖い怖い」の大合唱を続けている。

 

 もちろんコロナをどうでもいいとは言うつもりはないが、ちょっと違うんじゃねえのという思いを昨年末に記事にした

 その後、とある医療関係者から勧められた本があり、読んだところ「えっ、本当はそうだったの? 」という目からうろこ状態になった。それが今日紹介する、「誰も書けない『新型コロナ対策』のA級戦犯」(宝島社新書)だ

 

 例えば、しょっちゅうテレビで見かける尾身氏は政府の新型コロナ対策分科会の会長だが、「その分科会に厚労省の幹部はほぼ出席していない」と聞いたら、皆さんはどう思われるだろうか・・・

 さらに書こう。当の厚労省には医師で事務次官級である医務技監がいるが、一連の動きの中でまったく出てこない。これはなぜか?

 

 などなど、びっくりするような話が書かれている。しかも、コロナ対策の医学的な観点からの常識と、実際に取られている対策の違いなども書かれていて、大変興味深く読んでしまった。

 本当はご法度だろうが、目次の部分を写真にしておいた。ご参考までに・・・

 

 著者の木村盛世氏は、テレビ番組などで「怖い怖い」のコメンテーターたちに対し、過激(にみえる)発言を繰り返し、いろんなところからバッシングをされている人物だ。

 しかし、彼女は元々厚労省にも在籍していた医師であり、医療現場からも一定の支持のある人物で、その意見はしっかりとした医的なエビデンスに基づいてなされている

 

 つまり、言っていることはまともな正論だということだ。この本はオミクロンの大流行の前に出版されたものではあるが、今でも十分読む価値のある本だと思った。

 ある医療関係者が言っていたが、「新型コロナ対策は、医学的な対応ではなく、政治マターになってしまった」と・・・この本を読むと、その意味がすごくよくわかった。

 

 2020年の春に発せられた、全国一律の緊急事態宣言の意味はなんだったのか。そして、その間にどういう準備を国はしたのか・・・

 今思い出すだけでも、何の意味があったのか・・・と。

 

 そしてオミクロンの流行にあたり、水際対策に始まって、またぞろ同じようなことをやっている。何の進歩もない・・・

 コロナ騒ぎが始まって、保健所や医療現場からはさまざまな意見が寄せられているそうだが、それが専門家会議で取り上げられたためしはないという。

 

 話を戻そう。少なくとも、テレビなどを通じて見えるこの国の対策の虚しさを感じていらっしゃる方には、ぜひこの本のご一読をお勧めしたいと

 もちろん小生は、著者および出版社の回し者ではないことを念のため書き添えておく。

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4 コメント

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勉強させて頂きまして感謝いたします。 (大石良雄 おおいしよしたか 本名)
2022-02-03 09:17:59
拝啓 お師匠様には今回も本当に勉強させて頂き心より感謝いたします。今回「ネット上の立ち読みハイライト=抜粋で流し読みさせて頂き」今回特に違った視点からアプローチを試みさせて頂きます。
*「政治屋小役人の机上の空論と、現地現場の実践医療者との相違が大きすぎるのが最大の問題」
お師匠様も御承知の通り、お好きな🚙を例にいたしますと「企画製造メーカーのエンジニアと、我々場末の最終尻拭きエンジニアとでは全然見解が違う」と。正直過去「電機テスト等でメーカー数値と現車数値の相違が余りに大きく、メーカー問い合わせでも明確な回答すら得られなかったが、現車は何の異常も無かった」事も。これはぶっちゃけた話「大型ジェット機の設計者が搭乗している航空機で機上トラブル発生時には何の役にも立たなかった」と。これは極めて当然当たり前であり「設計者と実際のリペア&メンテエンジニアとは全く違うから」ですね。此処を世間はまるで理解していない。つまり上記の本の作者女子は「この事を言っているのではないか?」と。正直「分科会だかあんだかやぁの連中は、皆学者や研究者ばかり」であり此処に現役実践の医師等は、、、おられますか?  早い話こういっては何だが「お偉い大先生方がお集りになられて=みんなでマスターベーションしているような物」といったら失礼でせうか? 正直現地現場の実際の医療修羅場に出た事も無ぇ諸先生方が、たまぁーに現地現場にのうのうと面出して、いかにも解った様な顔するのは考え物ですね。此処に恐ろしいほどの「机上の空論識者と現地現場医療者との相違隔離が在る」訳です。先ほどの🚙の例でも解ります通り「メーカー既定の数値=厚生労働省分科会だかあんだかの机上の空論や数値と、我々場末の最終エンジニア=現地現場の最終医療者とは、マッチしないのはクソ当たり前の話」ですね。
*「我々最終エンジニアたちは、常に最悪の事を考えて対処対応しなくてはならない事」
無数の例がありますが、過去「大した事ぁ無ぇと小馬鹿にしていた修理が実は、バラシてみたら予想以上の大事で泣きながら修理した」なんてぇ事も多々ありましたね。当然ながら今回の「コビット19&オミクロンバリアント等に接する医療者達も、実は此処を一番恐れている事」なのですね。不思議なのは上記の本の作者女子も「そうそう怖くない」等と言う様だが、、、此処も完全には信用できませんからね。何故そうなのか、現場をしっているのか?
*「誰かが、何かの反訴的目的の為にメディアを通じてそうさせられている事も安易に想像できる」
つまり思いっきりひねくれた見方をすれば「お国の為政者の指示等によって、あえて分科会等とは異なった趣旨の意見を出す」なんてぇ事も考えられなくも無い。つまり、この本の作者女子も本当に現地現場の修羅場を踏んでいたのか現在も踏んでいるのか? によっても当然異なりますね。
*「一番皆が恐れるのは=特にお国の馬鹿な政治屋や無能な小役人たち 失政が及ぼす火の粉をかぶりたく無いから=責任逃れの極み」
だからこそ、一応分科会だか学芸会だかではそれなりのお偉い諸先生方をお招きし、自慰行為よろしくくっちゃべって頂き、それなり以上の対策してんだよこっちは」とアッピールしておく事こそ最大の「攻撃は最大の防御」なのでしょう。まぁ結果はご承知の通りですが。正直自分は場末のエンジニアとしてやはり今回のコビッド19は怖い、、、今までは他国よりもずっと良かった状況も大きく激変して来た。しかし南ア等では大した事もして無さそうなのに感染が減っている、、、、実はこういう不思議な事象について研究してみる事こそ今必要なのではないでしょうか。自分も過去2回の接種を終えて3回目接種を待っておりますが、おそらく何回接種しても感染する奴らは感染するでしょうししない奴らもいるでしょう。全てはまだ経験もデータも少なすぎる。まだまだ我々は今後も長く永くコビッド19との腐れ縁は続くのでしょうね。どうかお師匠様ご訪問の皆様方のご無事をお祈り申し上げます。今回は本当に勉強させて頂きました。 敬具
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ウィルスはなくならない ()
2022-02-03 10:09:31
大石さま
いつもありがとうございます。ウィルスに関しては、なくならず、永久に変異を繰り返し生き残る・・・これが医学的な常識です。
 ただし、変異とは常に自分が生き延びやすくなるように変化していくわけで、ウィルスにとっては宿主つまり人間が死なれては困るので、感染力が強くかつ毒性の低いものへと変化していくのがパターンです。今回のオミクロン株も、デルタよりさらに感染力が強く毒性も低いというのはその進化の表れで、南アフリカなどは結果的に集団免疫が形成された結果というのが識者の見方と。すでにイギリスやデンマークなどもそのゾーンに入りつつあるようですが、荒っぽくいうと多くの人が感染しないかぎり収まっていかないという・・・その観点からは、感染者を抑えるのは逆効果という・・・

 ときに木村氏は、現場でも検疫や海外などでも活躍しており、経験は豊富とのことで、医療関係者からも一定の支持をされているのは、現場感覚があるからということと。
 いずれにしろ、現在の対策? はまさに朝令暮改の積み上げで、現場も大混乱しているのは事実。この先は・・・どうなるのか、コロナで死ぬ人よりもその他でおかしくなる人の方が増えそうです。
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Unknown (sekoisyougioyaji)
2022-02-03 11:49:17
お注射を打って全世界の人類の行動を制限する。

これが目的ということは言ってはいけない。
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Unknown (katura-b)
2022-02-03 12:36:43
@sekoisyougioyaji シーッ(笑)
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