もはや選挙の前の失言なんかはとうに昔のこと・・・という感じだが、桜田元大臣の発言が一瞬話題になった。
ひとくちでいえば、「今50歳くらいで結婚したくてもできない男性が20%ほどいる。女性は寛大な気持ちで受け入れてほしい」というもの。
この発言を聞いて思い出したのは、小生のゼミの友人で大学教授だった男のこと。彼は将来を嘱望される教授だったのだが、マラソン大会の途中に急逝してしまった。
小生が京都に勤務していた頃、彼は京都の大学の准教授で何度か交流した。彼のゼミの学生のコンパに呼ばれて参加したり、逆に小生の会社のイベントに学識経験者として来てもらったり・・・
そんなある時に、彼が話していたのが、「あと20年ほどすると日本の男性の20%以上は生涯未婚になる」というものだった。
ちょうど20世紀の終わり頃の話だから、まさにドンピシャの予言だったことになる。桜田氏によれば、独身男性が多いのは女性が結婚したがらないからだというが・・・
実は、予言とか占いとかではなく、人口学的な分析に基づく将来予測であった。かんたんに概略だけ書いておく・・・
いわゆる団塊の世代の後、昭和30年代前半生まれの人口はグッと少なくなっている。
日本においては、男性の年齢より少し若い年齢の女性との結婚が多く、団塊の世代の男性が結婚する相手としてそういう年齢の女性を選んでいくとそれ以降の年齢の男性の結婚する相手がショートしていくことになる。
また、生物学的に男性の方がわずかに多く、本来は成人するまでに淘汰されて成人の頃には人数がバランスするのだが、今は医学の進歩で死ななくなったので、男性が多い。
さらに結婚年齢の高齢化等のファクターを併せて考えていくと、あと20年ほどすると日本の男性の20%以上は生涯未婚になるという結論になるというものだった。
もちろん、賢明な読者の皆さまにはおわかりのことと思うが、日本の年齢別の人口構成はいびつで、現在は超高齢社会になっている。
よって、このような現象は長期にわたって続くものではなく、人口構成がバランスがとれる段階で落ち着いていくと。
ただ、現在のように、そもそも自分の意思で結婚しない人は一定の割合でいるはずで、20%がどのくらい減るかは未知数だろう。
桜田氏の理屈はいささか的はずれだが、旧友の20年前の予言? を思い出させてくれたという意味では小生にとっては嬉しいものだった。
今回はとりとめもなくノスタルジーということで・・・
ならば保険適用外にするたけでいいわけで。
今回の話で取り上げた同級生は、恩師(文化勲章受賞)の跡継ぎを嘱望されていた者で、マラソン大会で走っている最中に突然倒れたままという。当時は恩師も尊命中でしたが、そこからガクんと落ちて行きました。
小生がこの記事でいいたかったのは、すでに20年以上前に今の状況は予測されていたのに、何も手を打たず、放置していた政治もあるんだよと。桜田某の脳天気な的外れはある種象徴的ですね。
*「我々エンジニア=技術屋にとって、決定打は科学的根拠と科学的再現性&動かぬ物的証拠」
お師匠様の友人の方、早く亡くなられたとの事ですがおそらく「なかなか優秀な方」と思われ、こういう方は意外と早死でして、マスゴミ相手に誰でも知ってる能書き垂れて小遣い銭稼ぐ似非学者もどきとは違う処です。確かにこれは「上記の故准教授さんとお師匠様の分析通り」と思われ、人口の統計学や計算から割り出された科学的根拠が今日実現したと。こういう事は「上記の、何でしたっけ? 統一教会ぢゃあ無かった桜田某がどうたらこうたら」と言うのは、その前後の発言にもよりますが「極めてドタマの悪い、その場しのぎの、感情論的な、非科学的妄言」と言え、こういう馬鹿がのうのうと政治屋こいてるから「世の女性達からあらぬ反感」買う事になります。
*「こういう発言は、返って女性たちの反感を買い更に独身男たちの立場を危うくする事を知れ」
まぁ統一教会?ぢゃあなかった桜田某大臣先生は上記の科学的データを知ったか知らずか(多分全然全くわーって無い) 「まぁそういう可哀そうな独身野郎たちの為にももっと女たちは寛大な心で男たちの中に飛び込んで欲しい=そしてもっと出生率を上げて欲しい」ってな浅はかな期待でもって吹いた発言でしょうが、、、これは女たちにとって「非常に無礼な発言」であります。何故なら「其処には女性達との尊厳もプライドも無く、あるのは男たちへの奉仕」だけ。とても寛大にも関大にもなれません。
*「では、どうしたら男どもは結婚したがる様になるのか? 其処を根本的に考えねば絶対に解決しない」
過去、自分が20代の頃1970年代はこういう事はまずほとんど考えられらかったし見られなかった。やはり根本は、当時の日本社会は平均して「安定していた」からで確かに「今よりずっと法的整備も遅れ、おまわりも小役人も国鉄も横柄で頭が高く、コンプライアンスだかテンプラライスだか、セクハラだか何だかの概念も無く、やたら警察だぁ裁判だぁなんかも無かった、、、、何より「景気が良いっというよりもとにかく安定していて皆企業も個人も何より=精神的安定安泰が確かに存在した時代でした。まず此処が今とは全然違う。安定とは?つまり何か事を起こす際にも希望と余裕をもって冒険できる」事であり、失敗しても何とか取り繕う事も出来た時代でした。給料も働けばきちんと上がる時代であり、だからこそ「安心して男女ともに結婚も出来出産も出来子育ても出来た」時代でした。
当然「見合いの話も良く来たし、近隣にはやたら男女をくっつけたがるおせっかいな婆様」もいたりして。もはやそんな時代は二度と来ませんが。
*「馬鹿な政治屋が何より嬉しい 男女が結婚し出産し人口が増えるにはどうしたら良いのか?」
これは、実は意外とシンプルであり(超難問だが実は答えは解っている) まず「ハードとソフトの安定」が何より重要です。「ハード=就労場所、賃金等」「ソフト=環境、幅広いサポート体制=仕事時間や出産子育てなどのフレキシブルな環境等」ですが、実は何より重要なのは「政治の安定」なのですね。世間の馬鹿どもは「何が、自民党政権で安定してんぢゃあねぇか?」と。と違う!! 今の状態は決定安定などでは無くて「たまたま自民が腐れ縁で居座っているだけ=誰も望まぬが他に選択肢が無いから」なのであり自民に己惚れられたら大変心外です。
*「確かに今日本を取り巻くフィールドは八方敵だらけの大借金背負い、全てが完全に息詰まる絶体絶命の渦中にいる」
残念ながら、天下のアイディアマンを自称する自分にも日本の起死回生策は見当たりません。益々若い男の独身は増えましょうし、それに伴って若い女性も当然独身が増えていく(これは当然だし此処をわーって無い馬鹿が意外と多い) 当然人口も増えないし老いぼればかりが長生きし増えていく。
*「極めて消極的策だが、上記が駄目だからこそまず早急にすべきは=不必要延命医療の根絶と名誉ある尊厳死&自死の正当化を法律に明記すべき」
不思議なのは「医療費が馬鹿っ高いの何の」と言う割には「年寄りの不必要な医療や本人が望まぬ延命治療」が何故行われるのか? どうも此処には「日本人特有の極めて厭らしい概念=助けられる命は助ける 最後まで最善を尽くす 何か事あればテメェに責任をおっかぶせられる事を嫌がる風潮」があり、更に此処に輪をかけて「世間を知らない御用学者や宗教屋がいらぬ口ばしを差しはさむ」から話がややこしくなる。
*「ぢゃあそういうお前らが銭金出すのかよ?と。絶対に銭金も出しもしねぇで減らず口挟むな」
どうも日本人はこういう物凄く厭らしい点がありますね。特に「法律屋だの憲法学者だの似非宗教屋の教祖」とか(まぁ宗教屋も葬式が激減して大変だろうがそんな事ぁ知った事か!!) 此処はどうしてもまず「年寄り老いぼれの末期をどうするか、本人はどうしたいのか? 当然末期最終延命を望むならば当然高額医療費は保険外として自己負担、ペインクリニックを望むなら保険、尊厳死を選ぶなら土産付き」と早急に法整備すべきです。まずこうして余分な老いぼれ年寄り(既に自分大石も充分に対象となる) を排除していくことから始める。
*「自分のいいかげんな適当計算だと、25世紀あたりからもしかして再び日本が輝きだす事も在る=日本がそれまで存在すればだが」
これは意外と正解かもしれないと言いますのは、「世界一高齢化進展が早い日本は、間違い無く高齢化が終了するのも世界一速いはず」と。これがどうも25世紀あたりと思われるのは、今後「まずシナが極めて歪な人口構成と愚策により急激に高齢化が進み日本以上」となり自滅。「そしてインドが世界一となるが此処は元々世代が若く日本やシナの様なアジア思考が極小なので同じ様な不安や心配は少ない」
そして来るべき25世紀頃、まだ日本が存在していたとしたら、、極東のミニ弱小小国として再び若い国として輝きだすと、信じたいです。
お師匠様には、今回も非常に勉強させて頂きまして心より感謝し改めて「准教授さんのご冥福」お祈りいたします。(国葬には賛同いたしかねます) 敬具