西城秀樹が亡くなった。我々オヤジ世代には懐かしいが、ではデビュー曲は・・・と言われると心もとない。正解は「恋する季節」だが、正解者は少ないだろう。
同様に藤圭子が亡くなったときも、多くの人がデビュー曲は、と言われると多くの人が「圭子の夢は夜開く」だと思い込んでいた。
かようにその歌手の代表曲がデビュー曲のイメージとなっていることが多いのを感じる。というところで、細川たかしだ。
彼のイメージだと「矢切の渡し」とか「浪花節だよ人生は」なんかがヒット曲として浮かぶだろうが、当然これは後年のもの。
デビュー曲は「心のこり」、1975年だったが、「私バカよねえ、おバカさんよね~」で始まる歌いだしは当時のものとしては鮮烈なものだった。
そのくらい彼のデビュー曲は認知されているはずだが、小生には同じくらい記憶に残っている曲がある。
それが1976年の「置き手紙」だ。こちらでお聞きになれる。小生にはキツイ一年だったこともあるが、歌詞が染み入ってきた。
もちろんまだ高校を出たばかりだし、そんな経験があるわけではないが、彼の歌が良かったのか、シチュエーションがありありと見えてきたのだ。
特にサビのスタート、♪私の最後のお願い聞いてね~というところが、グッとくる。今時の女性ではない、昭和の女のイメージだ。
もちろん、この歌は男目線で書かれた歌詞だし、それがいいのかとか、正しいのかとか言うつもりはない。だが、シチュエーションとしては十分想像できてしまったのだ。
メロディといい、歌詞といい、彼の代表曲になっていてもよかったくらいいい曲だと思うのだが・・・あくまで個人の勝手な印象なのだが。
この曲がリリースされたのが1976年というから今から42年前のこと。だが、個人的な記憶ではとてもそんな昔のことには思えないそんな印象が強いのだ。
そのせいか、職場のカラオケでもよく歌った記憶がある。誰も聞いていなかったが・・・(汗)
って、くどくど書きながらも、そんな曲知らねえよという読者が99.9%だろうなあ(苦笑) その0.1%に当たる人、いたら手を挙げてえ~
あ、いませんね・・・いない、やっぱり・・・こりゃまた失礼いたしやしたあ。
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