以前、水戸に単身赴任していたときのことである。当時は月曜から木曜日まで寝泊りし、金曜には自宅に帰り、月曜の朝に土浦に出社という生活パターンだった。
単身赴任先に入るのは月曜の夜早くても21時過ぎだったから、NHKの集金なんかは来なかった。そんな中、小生は突然の異動発令により、わずか半年でまた引っ越しとなった。
引っ越しの前夜のことだ。荷物が届く予定があったため、20時前に帰宅したところ、ピンポンと・・・思わず開けたら、なんとNHKの集金人。
明日の朝引っ越すと言っても、まったく信じてくれない。とにかく支払えの一点張りだった。とにかく明日来てくれと言って追い返したが・・・
と前置きして、今回は義母の家のことだ。今年1月に義母が亡くなり、その家は空き家になった。当然、義母の銀行口座は凍結となった。
その結果、NHKの口座振替が不能になったという通知が来た。これはまあわからんではないので、それについていた返信封筒で、「本人死亡により空き家になった」と送った。
すると、先日届いたのが、この通知だ・・・「この度、放送受信料についてご指定の金融機関から振替ができなかった旨、通知があった」として未支払い分を払えという。
その期間というのは、平成29年の4月~5月という。前述のように、義母が亡くなったのは1月のことだ。
要はNHKというのは、本人が亡くなったという申告も空き家になったという申告も信じることなく、支払えということか。
とりあえず無視するつもりだが、まさか空き家になっていても、支払えということなのだろうか・・・
今時は、本気でテレビのない家もあるはずだが・・・テレビがないことを見てもらったら、無罪放免になるのだろうか。
あんまり不正確なことを書いてもいけないだろうし、面白くないのでNHKに問い合わせた。すると、亡くなったということや空き家になったということを申し出してもらわないと、請求が出続けるという。
文書で申告したことを申し出たところ、「文書では一切受け付けていない」という。これには唖然とした。ネットや電話では受け付けていないというのはあるが、文書ではダメというのはビックリだ。
では、どうしたらいいのかと聞いたところ、電話でのみ受け付けるという。結論から言うと、アッサリ解決したのだが・・・逆にいうと、死亡の事実を証明する書類も、申し出人と死亡者との関係を証明する書類もいらない。
さらにいえば、申出人自身の本人確認も不要・・・逆に心配だぞ。なんだかなあ・・・と思っていたら、とどめが・・・「本日をもって解約となりますが、今回請求した分(つまり4~5月分)は支払う義務があります」と。
「えっ、さっきも言ったようにとっくに空き家だし、誰も見てないので・・・」と言ったところ、「そうですか、では支払う意思なしとして処理します。以後の請求はありませんので」と。
何・・・このあっさりとした対応? ってことはもしかして、支払い義務を言った時点で、「じゃあこの分は払います」といえば、それで終わった節が・・・改めて認識、NHKはとにかく支払いを何としてもさせようという執念だけはすごいぞ・・・と。
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