アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

学生時代の恩師と・・・

2014-07-21 06:00:09 | つれづれ
以前から何度か紹介しているが、小生もいっぱしに大学生だったわけで、勤勉な学生とはほど遠かったが、ゼミの勉強だけはしっかりやっていた。


 当時は、経済学部としては極めてマイナーな扱いのゼミだったが、その先生は何を隠そう、おそらく欧米でもっとも名を知られている歴史学者である。
 国内では、イマイチメジャーではないのだが、それでも文化勲章の授章者であるから、知る人ぞ知るというところだろうか。

 その先生に指導を受けたOBたちが毎年1度一堂に会し、旧交を温める機会がある。毎年のことで、日程的に行けないこともあるが、今年はということで出かけてきた。
 会場は、恒例となった三田の山のクラブ。有名な図書館の裏手にある。ここに来ただけで、ノスタルジーがわいてくる。

 さて、小生が現役のときには、先生もまだお若く元気一杯だったが、さすがにかなりのご高齢となり、杖がないと歩くのも厳しいとのことだった。
 加えて、耳が聞こえにくくなっておられるということで、このOB会もそろそろ・・・とおっしゃっていた。


 だが、それでもお話になる言葉はしっかりしていて、相変わらずユーモアも交えながらのもの。このぐうたらなオヤジでも心にしみるもので、シャキッとさせられた。
 直接ご挨拶に行ったところ、よく覚えていただいており、結果的に中途半端にマジメな学生でなかったことが良かったのかも・・・なんて。

 といいつつ、当日購入した本に先生にサインをしていただいた。これは貴重なものになる・・・かも。
 ただ、小生を含め複数のOBがサインをいただいたが、終わったところで先生から一言・・・「今サインをしたものは、しっかり今日の本についてレポートを提出すること」と。

 くわっ、この切り替えしのオチが来るとは・・・というのは、小生のゼミは入ゼミは簡単だが、その後課題図書が10冊提示され、10週連続でレポートを提出し、それが認められて初めて正式にゼミ生として認定されるならわしだったのだ。
 それぞれ厚い課題図書を読み込み、レポートを作成するということ連続10週間。かなりツライ期間だったことを記憶している。

 小生にとっては、毎年原点に立ち返る・・・そんな大切なひと時であった。
 いつまでも先生にはお元気でいてほしいものである。
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