今度はすしすし詐欺

いわゆる振り込め詐欺については、いまさらであるが、実際の被害額を聞くとやはりそれにひっかかる人がいるんだなあと思ってしまう。

　うちの田舎にもたまに電話がかかってくるらしい、母もさすがに息子がこんなオヤジだし、孫もオタクくさいのを知っているからひっかかる心配はなさそうだ。
　母は電話に出るとき、我が家の屋号の「○の店」と名乗って出るのだが、笑ってしまうのは、その瞬間に「おい、店長出せよ、お宅の品物でエライことになっちまったんだ」とすごむ輩がいるということだ(笑)

　もちろん、我が家は普通の家でありお店ではない。だから、もうひっかかりようもないのだが・・・ちなみに、うちの田舎町の屋号はすごい。魚屋という屋号の八百屋があったり、石油屋という名前の洋服屋があったりする。
　まあ、なんとも敵もよくやるわというものであるが、ネットを見ていたら今度は「すしすし詐欺」というのが出ていた。

　なんでも、お昼近くになり、頃合の事務所に寿司屋風のオヤジが入ってくる。聞くと「店員の小僧が注文を聞き間違え、18個のところ80個作ってしまった。ついては、大量に余ってしまったので、500円でいいから何個か引き取ってもらえないか」と。
　それなら、安いし人数分くらいは、なんていって10個とか買うと、これがかんぴょう巻きだけの粗末な500円も絶対しないようなものだったりする、というもの。

　これ、実は古典的な手法で、小生が所沢にいた頃、ある事務所に来ていたのに遭遇したことがある。そこの所長が意気に感ずってな調子でまとめ買いしていたが・・・
　まあ、これは振り込め詐欺と違い、商品そのものはあるのだから、法律上の詐欺とはいえないだろう(汗)。確かにそのときも「握り寿司」とは言ってなかったし、ご丁寧にドジを踏んだ小僧役まで一緒にいた(苦笑)

　そういえば、東京にサギ師が集まる町があるというのをご存知だろうか。そう、そこにいるのは「サギのみや」・・・うわっ、寒いだけじゃなく、鷺ノ宮にお住まいの皆さんごめんなさい、あくまでフィクションということで・・・あ、これが詐欺か(笑)