ここまで来たか巨人の焦り

東京駅の東海道新幹線乗り場付近は、ちょっとした広いスペースになっている。そのスペースに何本かの柱が立っているが、そのすべてが広告でいっぱいになっていた。思わず写真を撮った。

　野球少年こそ「ニッポンの男の子」だと思う。ポスターには、少年野球の子供たちがいっぱい写っている。何を言いたいのだ、このポスターは・・・
　このポスターの隅に小さく読売新聞の文字が書いてある。そして、この周りには、巨人の選手のポスターがズラリ！吐き気がしてきた（苦笑）

　要は、この一角は巨人軍応援コーナーになっているというわけである。小生、今やイタリアンオヤジとして、熱狂的ジュビロサポーターであるが、野球は嫌いではない。
　ガキの頃は、ご他聞にもれず野球少年で、巨人ファンであった。そもそも、テレビでは巨人が善で、他のチームが悪であるような仕立てになっていた。

　しかし、あの頃はＯＮの活躍はもちろんのこと、柴田や高田、土井といった機動力と小技の効いた選手もいたし、プレーに夢があった。
　だが、ごり押しでドラフトをゆがめ、戦略も何もない選手補強を繰り返している巨人に、どうして夢を持てるのか。はっきり言おう、夢のないチームにファンはついてこない。

　このポスターが、小生に吐き気をもたらしたのは、何より傲慢な気持ちがあふれかえっているからである。このポスターが日本野球協会のものならいい、そうではないからだ。
　まず、野球こそが日本人のスポーツであり、サッカーなんぞにうつつを抜かすなと見えてしまう。まあ、ここまでは１００歩譲って認めよう。

　だが、このポスターは周囲とセットで見るべきで、野球を見るかぎり巨人のファンであることが正しいという論調に立っている。読売、何様のつもりだ！
　まあ、こんなことまでしてしまうところまで、読売が追い詰められていると思えば腹を立てる必要はない。視聴率もかなり低迷しているようだ。

　このポスターがなければ、巨人の応援一筋で、立場として理解できる。だが、このポスターの存在がすべてぶち壊しであることに関係者がなぜ気がつかないのか・・・
　サッカーサポたちよ、怒れ！そして、読売のサッカーニュース掲載禁止を求めるのだ！天皇杯以来、小生はヴェルディが大嫌いなのだ。あれ？ヴェルディって・・・