こういうことって、ほんとにムカつくよね

今日の記事は、ちょっとシリアスというか、腹立たしい話だ。ネットのニュースで知ったが、阪神の赤星が寄贈した車椅子がヤフオクに出品されたという。

善意の車いすがネット流出　阪神・赤星選手が寄贈(朝日新聞) - goo ニュース


　小生、野球はパリーグしか見ないので、あまりわからないが、さすがに赤星の名前は知っている。俊足巧打の選手であるが、彼がチャリティをやっているのは知らなかった。
　なんでも、盗塁を一個決めるたびに、一台の車椅子を施設等に寄贈しているという。この車椅子は、写真のとおり彼の背番号５３が付いているという。

　くだんのヤフオクは、途中で取り下げられたというが、なんとも気分の悪い話だ。というより腹立たしい。
　もちろん、この出品がガセだったり、あるいは盗品のたぐいかも知れないので、軽々に論じてはいけないが、なんとも切ない。

　ちょっと次元が違うが、この春のキャンプで楽天の田中がプロ選手として初めてサインしたボールが、すぐにヤフオクに出されるということもあった。
　もちろん、小生もヤフオクなど使ったこともあるし、その意義を否定するつもりもない。サインボールなどは、ある種織り込み済みとせざるをえない。

　だが、この車椅子は・・・ほんとに悲しい（涙）。
　もっとも、当の赤星は、「一人のために、このプレゼントをやめるつもりはない」と言ってくれている。それが、この事件のせめてもの救いである。

　ネット社会の特質といえばそうなんだが、この手の話が出るたびに、モラルの低下が叫ばれ、一方でオークションそのものの廃止論議などが起こるのも常で、これまた切ない。
　そう、大多数の人は健全に利用しているのだ。

　ともあれ、この件で赤星のさわやかさがますます際立った気がする。かっこいいぞ赤星。これからちょっとだけ、阪神を応援しようかな（苦笑）