今放送されている朝ドラ「らんまん」は神木隆之介主演で、かつて練馬区に在住だった牧野富太郎氏をモデルにしている。
ということで、ゴールデンウイークを利用し、大泉学園にある牧野記念庭園に出かけてきた。場所は大泉学園駅から徒歩5分ほど。
かつて牧野氏が実際に住んでいたところを整備し、練馬区立の庭園としている。植物学の大家であった牧野氏は関東大震災をキッカケに都心を避け、この地に転居したという。
時節柄お客様でにぎわっていたが、朝ドラ前はおそらく静かなところだったはず。かつての書斎などは保存されているが、いくつかの展示が見られる建物は新しい。
また、庭園だけに多種多様な植物で満たされている。こちらの上左写真は「ヒトリシズカ」と「フタリシズカ」が並んでいるところ・・・よくわからん(汗)
展示物を見ていると彼が極めて緻密な絵を描いていることがよくわかる。退色を嫌い、生涯カラーでの絵は描かなかったという。
また日本中を植物採集していたこともよくわかった。ある種オタクともいうべき存在だが、その道を極めるということがかくも・・・と小生にも感じられた。
彼は昭和32年、94歳で没しているが、90歳までは植物採集していたという。また晩年体調を崩し、危篤になるかも・・・という時期には、家の近くに記者が一か月張り付いたというから、その業績はつとに知られていたようだ。
お亡くなりになってから66年、朝ドラで再度脚光を浴びたという・・・
小生が生まれる前に没しているが、小生の時代ですら、田舎から大学で東京に出るということが、どれだけ勇気がいたことかを思うと、彼が高知から東京へ何の保証もないまま出ていくことがどれほどの冒険だったのかと思いをはせてしまった。
飛行機も新幹線もない時期、高知はまさに陸の孤島だったはずだから・・・
ときに、彼が生前植物採集をしていた道具も展示されていたが、植物を剪定していたハサミが復刻版で売られていた。これはちょっとした特需なんだなあと。とはいえ、こちらは入園無料だし、練馬区にとってはハリーポッターの方が・・・か。
ブームが去ったら、もう一度来てもいいかも・・・とも。
ときに、園内にはホーンテッドマンションもかくやの頭像があったり、逆にドラマに合わせてのノボリがあったりと、面白かったが、一番「おっ」と思ったのが20歳の時の写真。
どことなく、ドラマの神木隆之介に似ている? ってか、神木隆之介が髪型などを工夫してそれっぽくしている? とも。
やはり役者さんってすごい・・・と改めて認識した。
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