「無敵家」はラーメン激戦区の池袋でも、おそらく一二を争う人気店だろうと思われる。週末にはおよそ待たずに入れることなどは奇跡であり、かなりの列が常時できている。
小生の場合、平日に出かけられるのだが、それでもやはりランチタイムには行列ができていて、入る気を損なわせてくれている。
そんな中、外出自粛の3月末、所用で西武百貨店に行く必要があり、車で出かけたところ無敵家の前に待ち客ゼロというのが見えた。
この日は雪もふっていたため、さすがの無敵家も・・・と思ったが、逆にこれはチャンスと入店した。
過去に一度入ったことはあるが、ほとんど入店したときの記憶もなく、まずはメニューを見る。背脂を利かせた「本丸-X」というのがよさそうとオーダーした。
こちらのお店は、食券でなく近頃では珍しく、直接スタッフにオーダーするシステム。同行者もいたため、餃子もお願いした。
待っている間、卓上をチェックすると味変の魚粉やニンニクなどなどが並んでいる。ちなみに店内はすべてカウンターだ。
ほどなくして・・・というには少し待ち、出てきたのがトップ写真のこれ。見た目はごく普通のラーメンに見える。
なお、大盛りは無料だったが、そこは当然並盛りにて・・・まずは一口スープから。ズズッ、おっ・・・うむ、美味しい。豚骨醤油のようだが、優しい味わいだ。
なるほど、これなら二郎のように女性を誘ってというのがはばかられることもなく、行けそうな・・・だが、惜しむらくはスープの温度がややぬるい。
麺は普通の中太麺でこれといった特徴は感じられなかった。チャーシューもやや厚みはあるものの、びっくりするようなものではなく・・・
うーむ、美味しいジャンルには入るのだが、これがあの行列するほどなんだろうか・・・と思いながら、爪楊枝など使っているところで、ようやく「餃子です」と。
ちなみに同行者も食べ終えてしまっていて、決して小生だけではないくらいのタイミングだったことを付記しておきたい。
こうなると、仮に美味しかったとしても、いい感じにはならないわけで、我々よりかなり遅くきたお隣の席のお客様が、ラーメンと同時に餃子が出てきたことを考えると、ひょっとして、餃子の注文が複数入るのを待っていたのかも・・・と。
いずれにしろ、空いていたからいいものの、このぬるいスープと遅すぎる餃子のために行列に並ぶことは二度とないだろうと思った。
お店を出ると外には行列ができていた・・・が、小生にとっては、最後のシーンとなったかなと。
これからは、お隣のばんからかな・・・
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