練馬の駅からお隣の中村橋の駅の中間点付近という微妙なロケーションに、隠れ家のようなお店がある。それが無国籍料理「気楽な器」である。
無国籍料理という名の通り、こちらのお店はジャンルを説明しにくい。イタリアンっぽくもあり、和食っぽくもあり・・・で。
実は記事には上げていなかったが、平成17年頃に一度行ったはず。つまり10年ぶりくらいのインターバルということになる。
ロケーションが微妙なのとお店が小さいこともあり、予約は必須である。まずはサラダをお願いした。キノコを炒めたものが乗っているホットサラダだ。
そして続いて写真としては何だがわからないが・・・サケのチーズ焼きのグラタンだ。これが熱々で抜群に美味しい。
生ビールの後に白ワインをいただいた。こちらのお店はワインも安いのが嬉しい。店内は当然のように満席で、どのグループもワイワイガヤガヤとやかましい(笑)
さて、そうこうしているうちに出てきたのが、トップ写真のタンドリーチキンだ。えっ・・・これが? と思われる方も多かろう。およそインド料理のそれとは似ていない。
実際メニューには「気楽な器風」との表記が・・・ともあれ食べてみよう。おっ、確かにチキン自体はスパイシーだが、スープに浸っていて、こちらが甘い。
甘いのと辛いのがあいまってなかなか面白い味わいなのだ。なるほど・・・これはこのお店らしいぞ。
それから、こちらの春巻きとか、写真にはないが肉野菜いためなどをいただき、そろそろお腹もいっぱいになってきたので、パスタをお願いした。
写真で見ればわかるように、イカ墨のパスタだ。で・・・写真を見ると器にイカ墨がついている? ようにも見えるが、これは元々の器の模様だ。
店名にもあるように、器もひとつひとつ凝っている感じがして、でもそれがさりげないのがまた感じがよかったりして。
ご夫妻で切り盛りされているが、その佇まいも自然体で、気取った感じもしないのが魅力というべきだろう。
さて、こちらのパスタの味わいもとてもよく、大満足でお会計をお願いしたところ、えっ・・・これって本当に? という嬉しい安さ。
生ビールとワインを一本いただき、たらふく食べてこのお値段、なるほど、この立地でも人気のわけがよく分かったぞ。
毎週のように立ち寄る・・・というわけにはいかないが、時々は立ち寄らせていただきたいと思った。
気楽な器はその名の通り、カジュアルで美味しいお店である。
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