桃源で絶品中華

小生も会社勤めの身であり、お世話になった先輩など、たくさんの方に支えられている。もちろん、上司として嫌な人もたくさんいたし、一時は会社を辞めるどころか、もっと追い詰められたところまでいったこともあった。


　そんな中で、小生が入社以来、もっともお世話になった方が、今般ご定年になったということで、お祝いの昼食会が横浜のそごうの上にある中華レストランで行われた。
　この日の会場には１５人という、多すぎず少なすぎずの人数だが、個室にはトップ写真のような飾り細工があり、ムードも盛り上がる。




　抜群の眺めで、ベイブリッジが見えるが、よく見たらマリノスの練習グラウンドが見えた。今更ながら、そごうの裏がすぐ海で、敷地もたくさんあることに気づく。
　さて、料理の方だが、ものすごいものだった。スープに大きなフカヒレが入っているが、実はこの写真の前に、入っていた黒い肉を食べていた。

　スタッフの人に聞いたら、これがウコッケイだという。おお、知らずに食べていたが、確かに美味しかったぞ。
　もちろんフカヒレも絶品だった。それから、出てくるわ出てくるわ、肉料理に野菜料理、煮込みに焼き物、仕上げのチャーハンではタラバの塊が乗っていた。


　デザートの杏仁豆腐では、本格的な作りこみということだが、いつも食べている杏仁豆腐とはまったく別ものと感じた。
　小生、これまでいろんな中華を食べてきたが、間違いなくベストなものであった。大満足で満喫のひとときだった。

　そうそう、グルメ記事ではなく、本当はお祝い会だった（汗）
　その方には、ほんとにつらい上司にいじめられ、存在を否定され、「仕事をしていない」とまで言われた頃に、当時は直接上司でなかったが、心が熱くなる一言に励まされたことがあった。あの一言は、一生忘れないだろう。



　その後、小生の上司になったという流れだが、今から考えても、部下として、あれほどやる気になれた一年はなかったし、それなりにいい仕事ができたと思っている。
　この日集まったメンバーも、皆同じような思いでいたようだ。今は、小生も部下を持つ身となっているが、いつでも心がけているのが、その方ならどうするかである。



　まだまだ、人間としてはもちろん、会社員としてもダメだなあ・・・その方に久しぶりにお会いしてそう思った。
　これからも時々お会いして、勉強させていただこう・・・そんな気持ちにさせていただいた。とてもいいひとときだった。