毎年ゴールデンウイークになると、百貨店では北海道展などの魅力的なイベントを設定してくる。今年だと池袋西武では全国の逸品展と称し、各地の美味しいものを紹介していた。
となれば、その中にラーメン屋が入ってくるのは当然である。その前半に登場したのが今日紹介する中村屋だ。
中村屋といえば、かつて若き天才といわれた中村氏が開設した名店で、その湯切りの仕草が天空落としという独特のもので、今では他でもよく見かける炙りチャーシューという技法も、ここがはしりだったように思う。
高座渋谷という比較的マイナーな駅の近くにあって、小生一度行ったときは、10時半頃から並んだが、すでに何十人と先着がいたのを覚えている。
そのときの特中村という全部入りみたいなラーメンの、品のいい美味しさは今でも覚えている。その中村屋が池袋に来たとすれば、行くしかない。
メニューはシンプルに醤油と塩のかけラーメン、それに味玉やチャーシューのトッピングを選ぶようになっている。小生は当然かけである。
注文したら、お姉さんからはトッピングは入りませんがいいのですか?と・・・小生はチャーシューも味玉も食べないのでいらないと答えたが、珍しいのかしらん。
カウンター内の厨房を覗くと、このイベントでラーメンを茹でるスタッフが天空落としをやっている。やはりお約束なのかなあと・・・ほどなく出てきたのがトップ写真のこれだ。まさにシンプルなかけラーメンだ。まずはスープをすする。ズルッ、うん、しつこくなくあっさりでもないいい味だ。
そしてかけラーメンの命、平打ちの太麺は適度なコシで食べごたえも悪くない。トータルで見れば、さすがの一杯といえる。
だが、最初に食べたときの感激と比べるとどうだろう・・・味が落ちているわけではないだろう。残念なのは、この味をベンチマークとして他が追いかけた結果なのかなあと。
そう、普通に美味しい・・・あくまで普通に・・・と感じてしまったのだ。
確かに、俺の空やせたかやあたりが先駆者だった魚介とトンコツのダブルスープも今ではきわめて当たり前になっている。この中村屋の味も、今では新鮮とは思えなかったのだ。
そういえば、東京でトンコツを初めてメジャーにしたなんでんかんでんにしても、残念ながら今ではかつての行列を見かけることはほとんどない。
そんなことを思いながら食べ終えたが、この一杯は、いかに我々が浮気者なのかを感じさせてくれた。その意味ではいい機会だったのかも知れない。
中村屋・・・いい味なんだがなあ・・・
となれば、その中にラーメン屋が入ってくるのは当然である。その前半に登場したのが今日紹介する中村屋だ。
中村屋といえば、かつて若き天才といわれた中村氏が開設した名店で、その湯切りの仕草が天空落としという独特のもので、今では他でもよく見かける炙りチャーシューという技法も、ここがはしりだったように思う。
高座渋谷という比較的マイナーな駅の近くにあって、小生一度行ったときは、10時半頃から並んだが、すでに何十人と先着がいたのを覚えている。
そのときの特中村という全部入りみたいなラーメンの、品のいい美味しさは今でも覚えている。その中村屋が池袋に来たとすれば、行くしかない。
メニューはシンプルに醤油と塩のかけラーメン、それに味玉やチャーシューのトッピングを選ぶようになっている。小生は当然かけである。
注文したら、お姉さんからはトッピングは入りませんがいいのですか?と・・・小生はチャーシューも味玉も食べないのでいらないと答えたが、珍しいのかしらん。
カウンター内の厨房を覗くと、このイベントでラーメンを茹でるスタッフが天空落としをやっている。やはりお約束なのかなあと・・・ほどなく出てきたのがトップ写真のこれだ。まさにシンプルなかけラーメンだ。まずはスープをすする。ズルッ、うん、しつこくなくあっさりでもないいい味だ。
そしてかけラーメンの命、平打ちの太麺は適度なコシで食べごたえも悪くない。トータルで見れば、さすがの一杯といえる。
だが、最初に食べたときの感激と比べるとどうだろう・・・味が落ちているわけではないだろう。残念なのは、この味をベンチマークとして他が追いかけた結果なのかなあと。
そう、普通に美味しい・・・あくまで普通に・・・と感じてしまったのだ。
確かに、俺の空やせたかやあたりが先駆者だった魚介とトンコツのダブルスープも今ではきわめて当たり前になっている。この中村屋の味も、今では新鮮とは思えなかったのだ。
そういえば、東京でトンコツを初めてメジャーにしたなんでんかんでんにしても、残念ながら今ではかつての行列を見かけることはほとんどない。
そんなことを思いながら食べ終えたが、この一杯は、いかに我々が浮気者なのかを感じさせてくれた。その意味ではいい機会だったのかも知れない。
中村屋・・・いい味なんだがなあ・・・
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