温泉マニアというか温泉大好きな小生、テレビ等で予告が流れていた映画の「湯道」は見るしかないだろうと思い、見に行ってきた。
表題の「湯道」とは、茶道や華道などと同様、湯すなわちお風呂の道であり、この映画のテーマになってはいるが、もちろんそんな道は(小生の知る限り)実際にはない。
映画は、ひとくちでいえば、面白かったし、ある種感動した。で・・・どこかでこの展開見たような・・・と不思議な既視感に襲われた。
後で知ったが、この脚本、かの「おくりびと」の脚本を作られた方によるものと・・・なるほどと思ったりした。
もちろん、「おくりびと」とはまったく違うものになっているのだが・・・物語はオムニバスのような流れでいろんなストーリーが複雑に絡み合って進む。
最後に向かって、それが収まって大団円ということにはなるのだが・・・これ以上突っ込むと、ネタバレになるので留めておきたい。
この映画、キャストがなかなかいい。生田斗真、濱田岳、橋本環奈に加え、戸田恵子や寺島進、天童よしみに吉田鋼太郎、小日向文世・・・とにかくなかなかのメンバーが勢揃いだ。
終わってみて思ったのは、さてこの映画主役は誰だったのか・・・という(苦笑)。
もちろん、生田斗真がそうなのかと思いつつ、例えば小日向文世かも・・・と見れば、そう見えるし、濱田岳でしょ・・・とも。
まあ、そんなことはどうでもいい。大切なのは、日本人にとって、温泉とかお風呂とはなにか、ということを純粋に感じてもらえればだ。
小生があちこちの秘湯を巡っていて、そこで味わう温泉(お風呂)のすばらしさを感じる神髄は、実はシンプルなもので、もちろん設備のすばらしさではない。
そんな感覚をこの映画は再度認識させてくれた。
そして、この映画を見るとまた温泉に行きたくなってしまったことから、皆様にはストーリーや映画そのものが、どんなものだったかを感じていただきたい。
やっぱり湯は道だわ・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます