富士山女子駅伝、立命館強し

男子の大学駅伝といえば、出雲と伊勢、それに箱根の三大駅伝というのが有名だが、箱根は関東陸連しか出られないため、三冠を取れるチームは限られることになる。


　ところが、女子の大学駅伝というと1983年にスタートし、現在は仙台で開催されているため、俗に杜の都駅伝と呼ばれている全日本女子大学駅伝しかなかった。
　その大会の今年について取り上げたのが、こちらの記事。2006年くらいから立命館と佛教大の二強の争いが続いていたが、2013年より大東大が台頭している。

　ところが、駅伝人気にかこつけたのか、箱根を意識したのか、もうひとつの駅伝「富士山駅伝」が2013年からスタートしている。
　その第二回大会が昨日開催された。結果はこちらのとおりで、立命館が二連覇を果たした。立命館は杜の都四連覇、かつ富士山二連覇で４年生は在学中全大会制覇という・・・

立命大が連覇＝大学女子選抜駅伝(時事通信) - goo ニュース


　まさに絶対王者であるが、富士山駅伝を見ていて来年も大本命だろうと思った。というのは、富士山駅伝、最終区以外を走ったのがすべて１年生と２年生なのだ。
　現在の力関係からいくと、大東大・大阪学院大・名城大あたりがライバルになりそうだが、大東大はエースにして人気抜群の福内櫻子が来年も残る。

　一方で、大阪学院大はエースの野田沙織が卒業(三井住友海上へ就職)するため、どうだろうか。ちなみに昨日の大会では、野田が４区を走り、福内が５区ということで、この写真は野田と福内が一画面に収まる貴重なショットだ。(←マニアかよ)
　この二人は杜の都でもエース区間を競り合い、デッドヒートを演じた。


　現在は福内の人気がすごいが、実力面では野田(左写真)と立命館のスーパールーキー太田の力が上かな・・・って感じ。
　野田については、来期は実業団駅伝で活躍する姿が見られそうだ。ちなみに富士山駅伝では野田は区間賞を取れなかったが、福内は取っている(上写真)。

　いかにも日本人的な競技であるが、来年の女子の駅伝も今から楽しみである。えっ・・・楽しみなのは、福内選手のビジュアルだけだろうって?
　うーむ、それは誤解である・・・と言いきれない小生がいる(苦笑)

　ともあれ、男子は駒大と東洋が二強だが、女子も立命館の牙城をどこが崩すか、興味は尽きないところである。そういえば、フジテレビの富士山駅伝ホームページのトップに出ている画像の大阪学院の選手って、もしかして前年の野田かも・・・。

　個人的にはちょっと野田沙織も応援していきたいぞ・・・って、立命館はどこへ行ったんだよ～(爆)