アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

半沢直樹と黒田官兵衛

2014-09-24 06:00:14 | つれづれ
大河ドラマの軍師官兵衛もいよいよ終盤に向かっている。最初は、大河の主人公として取り上げるのにはどうか・・・と思っていたが、それなりにハマってしまっている。

 秀吉役の竹中直人は、以前の大河では主役の秀吉をやっていて、まさにハマリ役だし、そのときに官兵衛をやった伊武雅刀が今回は利休というのも面白い。
 が・・・この手のドラマを見ているとついつい、いろんなことに感情移入してしまうのが、小生の悪いクセである。

 官兵衛は、秀吉の弟の秀長とともに秀吉の天下取りに欠かせないスタッフだった。秀長に初めて光を当てたのが、前回の秀吉だとすれば、今回のドラマはもう一人の立役者である官兵衛に光を当てたという意味で、意義はある。
 だが、がゆえにその処遇の不遇さが際立ってしまうと感じるのは小生だけか。

 秀長は、歴史的にはあまり知られていないが毛利や徳川などと並び、百万石以上の禄高を勝ち取っているが、官兵衛は・・・豊前12万石・・・
 しかも、九州に・・・という、サラリーマンでいえば、社長を支えた大功労者なのに、九州のそれも小さな支店長にしかなれなかったという感じか。


 ちょうど並行して読んだ、半沢直樹シリーズの最新作でも、相変わらず半沢直樹の出世も不遇な印象だ。
 もちろん、リアルな会社なわけではないが、この手の話を見るにつけ、他人事のように思えないのだ。

 ヒラメ社員なんて言葉はもはや陳腐化しているが、依然としてヒラメ社員が多いのは史実だし、ヒラメ社員しか出世しない会社が多いのも事実。
 いつの世にも、功労者でありながら不遇な処遇に甘んじている人は多いのだろう。そうした人が多いほど、会社全体のストレスは溜まり、意欲がそがれていく。

 秀吉の晩年は、秀長が亡くなってからひどくなっていく。秀吉にとって、秀長とともに官兵衛を遠ざけたことが、決定的だったのかも知れない。
 小生は、功労の割に不遇などと言えるレベルにはないが、職場でさまざまな人を見るにつけ、「何故この人が出世しない」という事例の多いこと。

 それ以上に「なぜこんな奴が偉くなる」という事例の方が多いのだが・・・
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