アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

春風亭昇太・林家たい平二人会

2012-01-09 06:00:25 | 落語
昨年の聞き納めは市馬の歌謡ショー(笑)だったが、新年の聞き初めはたい平・昇太の二人会となった。会場はなかのZEROの大ホール。



 ここは、小ならいいんだが、大ホールの方はちと大きすぎる。しかも席は一階だったものの、かなり後ろで演者の表情がもうひとつ・・・
 といいつつ、開演だ。まずは開口一番、たい平の弟子のあずみが登場。三味線漫談で、端唄などを歌う。小生、こういう色物が好きだ。

 このあずみちゃん、初めて見たが、遠目にも可愛らしいお嬢さんとわかる。調べてみたら、もともとはテリー伊藤のラジオ番組に出ていたレポーター。
 テリー伊藤はたい平の弟子でてり平という名前でたまに落語をやっているが、そのご縁かどうかはわからないが、弟子入りし、いまではあちこちで前座の真似事のようなことをやっているらしい。



 一番気に入ったのは、彼女が京都出身で、きわめてナチュラルな京都弁で話していたこと。小生京都に住んでいたことがあるだけに、なんとも懐かしい。
 けっこうファンになってしまったぞ。

 さて、たい平の登場だ。小生最初に生でたい平を見たのは、ここ、なかのZEROだった。その頃のいい感じから、最近のたい平はやや芸にくさみを感じていたが・・・
 始めたネタは「井戸の茶碗」だった。たい平らしい演出はあるが、くさくならずに、全体としてほどよい味わいでなかなかいい感じと思った。

 とここで中入り。中入り後は、紋之助の曲独楽。お正月らしく、いい感じだ。前も、この二人会で見た記憶があるなあと・・・
 調べたら、2009年のことだった。さんざんとお客様にトリックなしの芸で拍手かっさいを浴び、いよいよ昇太の登場である。

 昇太らしいマクラで沸かせておいて、始めたネタは・・・おお、「二番煎じ」だ。新作が多い昇太だが、古典もやってくれる。
 しかも、昇太流で味わいもほどよく、重くない。なかなかいい感じで満足した。昇太のいいのは、変にこねくりまわさないこと。よって、終わってお腹いっぱいにならないことだ。

 市馬やさん喬の本寸法の二番煎じとはまた異なるが、これはこれでいいと思ったぞ。だが、終了予定時刻より早く終わってしまうと・・・もう一席聞きたかったなあと。
 それだけが、ちょっと不満な会でありやした。
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