アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

王楽にぎわい道場

2010-01-20 06:34:47 | 落語
三遊亭王楽については、小生お気に入りであり、これまでも何度か聞きに行っているが、真打になってから初めての「にぎわい道場」が、にぎわい座で行われたので行ってきた。

 元々この会は王楽が二ツ目になってから勉強会の位置付けで始めたもので、にぎわい座のホールでなく、地下の小さな会場で行われている。
 真打になってどうなるかと思っていたが、1500円というお値段もそのままで継続してくれたのは嬉しい。このまま、継続してほしいものだ。

 さて、事前の告知されていたネタは「淀五郎」、昨年末に市馬で聞いたばかりであるが、この大ネタにどう取り組むかに期待がかかる。市馬と比較するのは酷かも知れないが・・・
 さて開演だ。開口一番は談春の弟子のこはるの「十徳」だった。女流といいつつ、なかなかよい。考えれば先日のぽっぽもよかった。今は女流がポイントか。

さて、お目当て王楽の一席目は「片棒」だった。小朝あたりの現代的アレンジと異なり、クラシックな型でやっていたが、なかなか楽しく聞かせていただいた。
 なかなかいい立ち上がりかなあ・・・となると中入り前のもう一席は・・・と思っていたら、いきなり「淀五郎」にすっと入ってくれた。

 事前に告知していたこともあり力まなければ・・・と思っていたが、これはいいぞ。前回聞いた市馬と比べてしまうのが微妙だが、淀五郎自身がちょうど王楽の世代とかぶるのか、かなりいい感じで聞ける。
 逆に仲蔵のところはさすがに市馬に一歩譲るが、切腹の演じわけなど、いい出来だ。

 一緒に行った取引先の部長さんも、先日の市馬でわからなかったところがすっきりわかったということで、大満足。王楽なかなかやりよる。
 まあ、評論家もどきで言うと、きりがないが、仲蔵のところでもうちょい力が抜けるとさらに仲蔵の人柄が引き立つかと。

 さて、中入りをはさみトリの一席は「猫の災難」だった。なんでも市馬に稽古つけてもらったネタという。談春といい、市馬といい、いい師匠とのご縁が王楽の魅力か。
 こちらも十分楽しませてもらったが、酒飲みの同僚からすると、こぼれそうになったお酒を口からお迎えしなかったところが、本当の酒飲みとしては・・・と。

 気が付くと、結局近くの飲み屋でまた芸論に花が咲いてしまった夜であった。でも、やはり王楽もいいですなあ。
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