昨日24日に受講した乳がん市民公開講座
「乳がんの理解を深めるために」の第三回目の内容は、
【再発乳がんと向き合うための基礎知識】
この講座はなくなられた乳がん患者さんの寄付で運営され、
4回のシリーズになっている。
第四回目はまとめとして【総論】らしいが、
来年2月の予定が会場確保が難しく、日時は未定だとのこと。
『再発の場合、いろいろなケースがあるため、
原則的なことしか言わないし、質問時間も今回は設けていない』と講師。
以下記述している内容は、かいつまんで書いてあるため、
抜けや聞き間違いもある可能性がある事、留意。
その内容としては
●知っておきたいこと
・再発治療の目的:快適な生活(QOL)を続けながら、生きていく
・遠隔転移再発治療の基本:くすり←手術はしない
・再発後の生存期間は6ヶ月以内から10年以上までと様々
ただし、
平均生存期間は、あくまで過去のデータを基にした参考値
長期生存が難しいと予想されても外れることがある
・新しいくすりが生存率を高める
●再発乳がんの治療・・・>快適な生活を続けながら、いのちを支える
〔いのちを支える〕ための薬物治療
・ホルモン療法、化学療法、分子標的療法
〔QOL〕ための緩和治療
・副作用の緩和、症状の緩和、心の緩和
●治療開始前に必要な情報・・・>これらの情報によって治療の内容が決まる
・転移している部位とその程度
・ホルモンレセプターの状態(陽性か陰性か)
・HER2発現の状況
・年齢
・閉経前か後か
など。
・いのちの危険があるかないか←一番重要
●治療の流れ
《ホルモンレセプター陽性且ついのちの危険が迫っていない場合》
・ホルモン療法が有効な場合
第一次ホルモン療法
↓
第二次ホルモン療法
↓
第三次ホルモン療法
↓
・第一次ホルモン療法がまったく効果がない場合
第一次ホルモン療法
↓
第一次化学療法
↓
第二次化学療法
↓
《ホルモンレセプター陰性》
《ホルモンレセプター陽性であってもいのちの危険が迫っている場合》
第一次化学療法
↓
第二次化学療法
↓
第三次化学療法
↓
*ホルモン療法が効くかどうかわかるまで2-3ヶ月と時間がかかる。
*化学療法の際、HER2陽性であれば、早い時期からハーセプチンもしくはタイケルブの併用をする。
●くすりの変更
・画像診断での病巣の増悪
・腫瘍マーカーの増加
・くすりの副作用
↓
くすりの変更の検討されるが、経過観察をすることがある。
が、患者さんの自覚症状が悪化した際には、変更を考える。
*自覚症状があったら、速やかに医師や看護師に報告することが重要。
●手術や放射線治療を考える場合
部位 薬物 放射線 手術
局所再発 ○ ○ △
骨 ○ ○ △
肺 ○ × ×
肝臓 ○ × ×
脳 △ ○ △
*薬物治療中心だが、骨転移の場合の骨折、脳転移の神経症状改善などの手術が考えられる。
*脳転移の場合は、全脳照射、ガンマナイフ(小さい腫瘍の場合)が基本。
●免疫療法
第4の療法として考えられるが、まだ標準療法として認められず、
何年かしたら、補助的療法になるかも…
再発乳がん治療は、臨機応変に対応する事になり、
主治医と相談しつつ、治療を受けることが重要であるということで
講座は結ばれた。
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「乳がんの理解を深めるために」の第三回目の内容は、
【再発乳がんと向き合うための基礎知識】
この講座はなくなられた乳がん患者さんの寄付で運営され、
4回のシリーズになっている。
第四回目はまとめとして【総論】らしいが、
来年2月の予定が会場確保が難しく、日時は未定だとのこと。
『再発の場合、いろいろなケースがあるため、
原則的なことしか言わないし、質問時間も今回は設けていない』と講師。
以下記述している内容は、かいつまんで書いてあるため、
抜けや聞き間違いもある可能性がある事、留意。
その内容としては
●知っておきたいこと
・再発治療の目的:快適な生活(QOL)を続けながら、生きていく
・遠隔転移再発治療の基本:くすり←手術はしない
・再発後の生存期間は6ヶ月以内から10年以上までと様々
ただし、
平均生存期間は、あくまで過去のデータを基にした参考値
長期生存が難しいと予想されても外れることがある
・新しいくすりが生存率を高める
●再発乳がんの治療・・・>快適な生活を続けながら、いのちを支える
〔いのちを支える〕ための薬物治療
・ホルモン療法、化学療法、分子標的療法
〔QOL〕ための緩和治療
・副作用の緩和、症状の緩和、心の緩和
●治療開始前に必要な情報・・・>これらの情報によって治療の内容が決まる
・転移している部位とその程度
・ホルモンレセプターの状態(陽性か陰性か)
・HER2発現の状況
・年齢
・閉経前か後か
など。
・いのちの危険があるかないか←一番重要
●治療の流れ
《ホルモンレセプター陽性且ついのちの危険が迫っていない場合》
・ホルモン療法が有効な場合
第一次ホルモン療法
↓
第二次ホルモン療法
↓
第三次ホルモン療法
↓
・第一次ホルモン療法がまったく効果がない場合
第一次ホルモン療法
↓
第一次化学療法
↓
第二次化学療法
↓
《ホルモンレセプター陰性》
《ホルモンレセプター陽性であってもいのちの危険が迫っている場合》
第一次化学療法
↓
第二次化学療法
↓
第三次化学療法
↓
*ホルモン療法が効くかどうかわかるまで2-3ヶ月と時間がかかる。
*化学療法の際、HER2陽性であれば、早い時期からハーセプチンもしくはタイケルブの併用をする。
●くすりの変更
・画像診断での病巣の増悪
・腫瘍マーカーの増加
・くすりの副作用
↓
くすりの変更の検討されるが、経過観察をすることがある。
が、患者さんの自覚症状が悪化した際には、変更を考える。
*自覚症状があったら、速やかに医師や看護師に報告することが重要。
●手術や放射線治療を考える場合
部位 薬物 放射線 手術
局所再発 ○ ○ △
骨 ○ ○ △
肺 ○ × ×
肝臓 ○ × ×
脳 △ ○ △
*薬物治療中心だが、骨転移の場合の骨折、脳転移の神経症状改善などの手術が考えられる。
*脳転移の場合は、全脳照射、ガンマナイフ(小さい腫瘍の場合)が基本。
●免疫療法
第4の療法として考えられるが、まだ標準療法として認められず、
何年かしたら、補助的療法になるかも…
再発乳がん治療は、臨機応変に対応する事になり、
主治医と相談しつつ、治療を受けることが重要であるということで
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