一度の人生 Granma Room 独り言

元気で楽しく思いままの雑記帳

国宝 高岡山 瑞龍寺

2006年06月24日 | 楽しく生きよう

       

 

 

山門を内より眺めて

(写真をクリックしてね!大きく成ります)

サンダ-バ-ドに一人飛び乗り
夢中で訪ねた

ずい りゅう
 寺 

曹洞宗高岡山瑞龍寺
加賀二代藩主≪前田利長公≫
菩提を弔う為三代藩主利常公が
建立されたお寺です。

 重要文化財≪総門≫を潜り
一路 ≪山門へ≫

目の前に一直線に伸びた石畳
その通路左右を白砂が囲みます。

波に見立てた白砂の海

山門より仏殿を望む

回廊に囲まれて正面に国宝
≪仏殿≫が浮かび上がります。
回廊は冬の大雪に備え 腰高障子
足下は湿りを防ぐため通気口を

雪国の殿堂

広くて爽やかな回廊

威風堂々として重厚さを漂わせ
加賀百万石の威信を感じさせます。

平成九年≪山門≫≪仏殿≫≪法殿≫

国宝に指定

≪総門≫≪禅堂≫≪大庫裏≫≪回廊≫≪大茶堂≫

国の重要文化財に指定

江戸初期の禅宗寺院建築で
高く評価されています。

墓所より続く八丁道

私が一番お見せしたいimages

≪国宝 仏殿の内部≫

は撮影する事が出来ません。

名工 山上善右衛門嘉広が
心血を注いだ力作「総欅造り」

入り口正面に階段 
頭上近くに御本尊

≪お釈迦様≫≪文殊菩薩様≫≪普賢菩薩様≫

背景は煌びやかな飾りは一切無く
なんと「木の木目で描いた天空
 たなびく木の雲海」

上層軒組は真っ暗で何も見えません

案内の方のライトに照らされ
かすかに浮かび上がる
扇垂木やエビ虹梁の絶妙な技

目の前の階段には一個の節の輪が・・・・

「尊い仏様には、俗人ではおそれ多い事
近づくことが出来ません。
 それではあまりにも淋しいものです。
 その節目から、はるか雲上の御仏を望めるように
 作られているのです。」その言葉に
「我ところ構わず涙が溢れ出ました

晴れがましいお堂ではなく 
何と粛々と有り難い仏殿ではないでしょうか

薄暗く、明りの届かないところにされた
見事な細工 images

人間の精神の高みをかいま見る一時でした。
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明治維新前は僧侶200人を抱えた
大寺院であったが廃藩置県後、
檀家を持たない前田家だけの菩提寺の為
はからずも縮小を余儀なくされ
ただ今復元の最中

再度お参りしたい御寺院です。

最後に≪法堂(国宝)≫

名工の名を高めた法堂

総桧造 中央に前田利長公の御位牌を安置

向かって左側は歴代藩主の控えの間
向かって右側は歴代家来の控えの間

格天井には四季の百花草が描かれ
欄間には高岡の地名由来の鳳凰が
般若の間にはうすさま明王が
安産の神様として安置されています。
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お茶室の見えるお庭を前に
「おうす」を頂戴しました。

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ゆっくりと時が流れ、
ほろ苦いお茶の香りを楽しみ
頬を撫でる風に安らぎ
何と致福の一時だった事でしょう。
 

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