ある方のプログを拝見し
絵本「黒猫のおきゃくさま」を知りました。
(ル-ス・エインズワ-ス 作・ 荒 このみ 訳・ 山内ふじ江 絵)
早速図書館へ。
「むかし むかし、ひとりのまずしいおじいさんが、ほうき
でゆかをはきながら、ふうっと、ためいきをつきました。
「ああ、なんて今夜はさむいんだ。かがむと、せなかがい
たむなあ。 年をとって、体が弱ってきたうえに、金があま
りないと、人生はつらいものだ」
・・・この冒頭から始まり
やせて、みすぼらしい 一匹の黒ねこがやってきます。
黒ねこは、雨にぬれたつめたい体を、おじい
さんの足にこすりつけてくるだけの力はありました。・・・
よみ進むうちに 熱いものがこみあげて
Sachi は、いつの間にか「ポロポロと」泣いて
いる・・・自分に気がつきました。
おじいさんの心を照らした黒猫は
次の日去ってゆきました。
暖かいこころと思いやりを残して・・・
子供の絵本と侮るなかれ
とても優しくて素晴らしいのです。