どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

職業柄こんな行動しちゃって・・・と言うのあります?

2004-11-01 | Job
メールマガジンで「ほぼ日刊イトイ新聞」を購読しています。
そのメルマガ内で流行中の話題をひとつ。

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これって職業病?

・イベントに遊びに行ったら、会場の装置を見て収支ポイントを計算、
 グッズを買わないとペイしないと判断すると、欲しくもないグッズを買ってしまう。
・新聞記者なので、プライベートなメールの文章まで15文字で1行としてしまう。
・テレビの研究所シーンを見て、“こんな煙は出ないよ~”とついつい突っ込んでしまう。

※こんな話題で楽しませてもらってます。
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あるあるって感じですね~。
そう言う私も職業病と言えるものがあります。
私の仕事は、建物内の空調や上下水道、それにプールや温泉のシステム等を計画する設備設計屋です。
ちょっとニュースになりそうな大きな建物が建つと、見に行って色々偵察したくなります。
仕事がオフの時でもこの癖は抜けませんね。

昨夜はお通夜に出席していました。
静かにお経が流れる中、私の目は天井に釘付けに・・・。
空調の吹出し口が見当たらないのです。
焦りましたね。
設計屋ともあろうものが、メインの得意分野空調で、吹出し口を見つけられないとは・・・。

どこから吹いてるんだ・・・それで、どこから空気を戻しているんだ。
ん?お線香の煙の流れから行くと、上の方に上昇気流があるぞ。
と言うと、こっちの方に・・・おっ、あれか!?あれなのか???
いい仕事してるなぁ。まったく分からなかったよ。それにしても・・・音も静かだな。
吸音材でも貼ってるのか?
まてよ・・・あの方法だと、暖房の時に温度差が出来ると、足元は冷たくなるはずだ。
ちょっと靴脱いで床の温度調べてみるか。
・・・・・・。
やっぱりな。すげえ冷たいや。
考えはいいけど、詰めが甘いな。
まてよ・・・予算がなかったのか。
あるんだよな、外見にばっかりこだわっちゃって、いざ着工した後で内容が薄くなっていくパターン。
そうか。そうなんだな。
フッフッフ。
あまいぜ。
総予算は5億ぐらいだな。で、空調と給排水で1億弱・・・8千万ぐらいか。
すると手抜きするならあそこだな・・・。

静かな式の最中、俺はそんな事ばかり考えてた。
で、式が終了後は祭壇の裏にまで回って、自分の予想を確かめてきたた。
当たってました(笑)

・煙の排気が悪い焼き鳥屋に行くと原因と対策を考える俺。(勝手に)
・買い物中にトイレに行き、便器ががたついているとネジを増し締めしたくなる俺。(勝手に)
・火事になると自動で閉じる扉の前に、 その店が商品を置いてるのを見ると、
 怒りながらどかしたくなる俺。(勝手に)
・温泉に行くと、まずお湯の出口と排水金物からシステムを予想する俺。(勝手に)
・屋内プールで窓が曇っていると、原因と対策を考える俺。(勝手に)
・エアコンのスイッチを見つけると、設定温度を確認する俺。(勝手に)

ハァ。
こう言った事をやった後は、ちょっと虚しくなるんだよね。
調べてどうするって言うんだよ。
いつも自分に突っ込んでます。


また俺の同業者の友人の話も。
6,7年前だろうか、グアムで大地震に遭遇してしまった。
ホテルで夕食中に突然ドスンと凄い揺れが来た。
“これはまずい!”
って思いながら、テーブルの下に隠れていたが、揺れは激しくなる一方。
命の危険さえ感じたその瞬間、天井が突然破れて、大量の水がレストランに降り注いできた。
その瞬間彼は何を思ったのか?
「天井からこんな量の水が流れてくるとは・・・どこから来た水だ?ん?このホテルは高架タンク方式の給水装置なんだなっ!って事は、4トンぐらいの水は流れてくるな。」
泣き叫ぶ人たちを尻目に、彼は水が落ちてくるのを楽しみに見ていたそうだ。
“結構流れてくるな~すっげえ♪”
笑っていたそうだ。


みなさんは職業病ありますか?